行ってきました

食べたことが無いものだらけです。

コメント(10)

2008.05.20

京都市北区上賀茂岡本町58
TEL:075-711-5136
12:00~  18:30~
水・休み

この日は夜、5人で伺いました。 

ご一緒したのは宮澤さんとスタッフの方々+私の友人。
宮澤さんは、ご存知「じき宮ざわ」のご主人です。

食事をご一緒したのは、初めてです。
いやぁ、面白かった。(失礼かなぁ)
反応が実に素直でした。
秋山さんのする事+会話に、いちいち感心していらして、真面目なお人柄が伝わってきました。
これからも、色々な事をどんどん吸収されて、一回りも二回りも大きくなられるのでしょう。 
楽しみです。

そんな処は、似ているのでしょうか。
秋山さんも同じです。
こんな人気店になりながらも、料理に対する姿勢は真摯。
まっすぐで、真面目です。
だからこそ私は、お二人とも大好きで、応援したくなるのでしょう。




▲写真のカット数が増えて嬉しいのは、このコーナーをご紹介出来る余裕が出来たことです。伺う度にとても楽しみにしています。5月はやはりお節句。鯉のぼりですね。お花は、お庭の「都わすれ」です。実家の母が好きな花なんです。
 


▲先付けです。さっと湯引きしたオコゼ。肝が入っただしのにこごりがかかっています。上に載っているのは、美山のみょうがだけです。新芽を摘んで刻んであります。山椒のドレッシングがいい香り。そして、こごみ。白いお皿に緑が映えます。爽やか!
 


▲新柄のお椀には、何だったか忘れてしまいましたが、お魚とにゅうめんです。関心が、野菜の方にいってしまい、ついつい。その野菜と草?は、こしあぶら・さやえんどう・からすのえんどう。これは、ピーピー豆とも言うそうです。友人が「これが食べられるの!」と驚いていました。そうでしょうね。私だって、こちらでいただくまで、知りませんでした。



▲カウンターの向う側に並んでいたのが、なんとも良かったので、乗り出して写してみました。川を流れているように見えませんか?
 


▲こちらに来るとこんな感じです。飾られたしょうぶが、清々しさを感じさせてくれます。しょうぶには、本しょうぶと花しょうぶがあるそうで、こちらは、本の方。花はめったに咲かないそうです。普段私達が見る花は、花しょうぶのものだそうです。
 


▲屋根をはずすと、お造りが現われます。明石のタイの焼き霜・酢洗いしたアジ・糸作りにしたスズキを菜の花のぬか漬けと和えたもの。スズキは、ここのお店でしかいただけない独自スタイル。これが又抜群なんです。



▲明石の手長蛸をさっと蒸して、たたいた山椒入りのとろろかけをかけています。上にはかぼちゃの種。芋・蛸・南京になっているんですねぇ。すするようにいただきます。
 


▲籠に藤の飾りつけが始まりました。藤の花、秋山さんがお好きな花の一つです。中溝先生に習った生け花は、本当に役にたっているとか。私も日帰りで、以前お花の会に行きましたが、とても素敵でした。次回も又、絶対に行きたいと思っています。
 


▲こちらの名物、黒米のおかゆです。中身だけが、その時々で異なります。今回は、長芋とよもぎ麩です。



▲こんな風に出されます。きらびやかではない、あるがままの美しさ、とでも言うのかしら。下の葉は、桂の葉。この日はちょうど葵祭りです。藤と桂、このお祭りで使われているんです。
 


▲これは「いたどり」=「すっぽん」=「スカンポ」今回一緒の長浜育ちの友人は、私より一回り以上も下ですが、子供の頃、こういう物がすぐ傍にあり、色々な思い出があるようです。一方横浜育ちの宮澤さんや青山育ちの私には、そんな経験は無いのです。いちいち、「ふ~ん、そうなんだぁ。」状態。
 


▲籠の中にはこの3つ。奥は、大原ののびる・こんにゃくなどのらっきょう酢味噌和え。左はイカの塩辛・タイの腸。右には、さきほどのすかんぽ・美山の畑しめじの胡麻油和えです。どれもこれも素朴な美味しさ。ここでしか味わえない品かと。



▲明石の大穴子「でんすけ」です。
 


▲穴子を焼いているのは岡本さん。期待通り、煙々だぁ~!私はこれが無いと、寂しいのです。ここでは「燻されてなんぼ。」でもそんな方ばかりではないんですけれど。私は、OK。
 


▲こうして余分な脂が落ち、風味が増した穴子は、大根尽くしと一緒に、山葵おろしでいただきます。切り干し・花・実・おろし。大根4点セット。



▲焙ったタイラギは、新たまねぎ・もう終わりでしょうね、花山椒と蛤のスープでいただきます。甘い朝摘みのスナックエンドウが載っています。
 


▲お鍋は何?覗きこんでみます。
 


▲そんなことをしているうちに、ごはんが炊き上がりです。大西さんの炊いてくださるごはんは、絶品!私にとっては、日本一です。



▲いつもは2杯目にいただくおこげです。「都合により、先におこげです。」と秋山さん。この日は、最後にかなりよく燃えて、もういただけます。美味しいから皆よく食べること。胡桃入りの味噌で。そして卵で。
 


▲自家製味噌を使ったわらび汁です。わらびと鶏。上には、たたいたわらびがたっぷり。
 


▲お漬物も、どことなく鄙感があり、ここの建物・雰囲気と合っています。



▲アテモアは、チェリモアとバンレイの掛け合わせ。朝摘み苺は、99番と呼ばれ、新しい品種とか。そのうち名前が付くでしょう。そして蒲刈島のオレンジと甘夏です。岡本さんの出身のこの島、柑橘類がとても甘くて水々しい。
 


▲最後のお菓子とお茶は、待合でも使っているこちらのお部屋でいただきます。
 


▲柏もちです。粒々は、金柑のようです。こちらのお菓子は、いつもこの佇まいに合った素朴なお菓子。最後はたてていただいたお茶で終わります。

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コメント

  1. 実家に帰って、「カラスノエンドウって食べたことある?」って聞いたのですけど、誰も食べたことなかったです。
    妹は「実なら食べられるっ」って言っていましたが…
    そしてやはり皆が「しーびーびー」と呼んでいましたよ。
    スッポンは母の子供の頃のおやつだったそうです。
    聞いてはいても、食べたのは初めてでした。

  2. さなえ

    madokaさん
    草、って新鮮。
    食べたことありませんでしたから。
    これからも、どんどんこちらでいただいてみたいです。

  3. めだか

    私も先月、秋山さんにお邪魔した際、カラスノエンドウを頂きました。
    アメリカ人の友人2名(内ひとりは日本在住で日本語が堪能)も一緒だったのですが、
    秋山さんがおっしゃった「ピーピー豆」で、密かに大うけしてしまいました。
    「pee pee」といえば、英語の幼児語の「おしっこ」
    を指すので...
    それに、「そこらの道端のではなく、しかるべき場所で採った物」云々の説明もあったもので、つい。
    でも、教えてあげた方が良かったのかな?

  4. eiji

    お久しぶりです。相変わらずいろんな所に行かれてるみたいで羨ましいです。
    田舎帰ってきて京都で使い慣れた野菜や魚がなく初め献立考えるのが大変でした。最近は京都で使った事がない山菜などを主に使って田舎らしさを出しながら献立を考えてますよ。近くの山に行って週3回は店に生けるお花や料理の飾りに使う葉っぱなど採りに行ってます。沢山覚える事があって楽しいです。でも美味しい料理屋さんやバーが無いのが寂しいです。自信が付いたら招待するので来て下さいね。
    今後もブログ楽しみにしてます。

  5. さなえ

    めだかさん
    たしかに、そんな説明がありました。
    私も、外国の友人が秋に来るので、どこに連れて行こうか、考え中です。
    勿論ここも、候補です。

  6. さなえ

    eijiさん
    あなたの事は、よく話題に上ります。
    皆心配しつつ、期待しています。
    いただいた花も元気です。
    岩手は、気候も風土も食文化も、京都とは違う事が沢山あって、大変でしょう。
    でもその分、楽しいのだと思います。
    その土地ならではの、特徴のあるお店になって欲しいなぁ。
    楽しみにしています。
    バーは無いのね。
    それは寂しいかぁ。

  7. きょう

    さなえさん達の翌日の夜、伺いました。秋山さん、初めてで一人の私にも話しかけてくださいました。(お忙しいのに)さなえさんのお話をしたら「昨日みえましたよ。お連れ様が同業の方でしたので緊張しました」と、笑ってられました。真摯で真面目な方ですね。
    「じき宮ざわ」さんもさなえさんお勧めの所、ぜひ行ってみたいです。

  8. さなえ

    きょうさん
    いい方でしたでしょう、秋山さん。
    誰にでも、分け隔てなく優しいです。
    一日違いでしたか、残念。
    宮ざわさんにも、是非。
    又違った良さがあります。

  9. 京都よく行かれていて羨ましいです!
    私は最近バタバタで、なかなかいけなくて寂しい限りです~
    秋山さんは次回は7月なので、それまで楽しみに待っています♪

  10. さなえ

    aniaさん
    私のほうこそ、いつも色々行かれていらしていいなぁ、と思っていますよ。
    ここは本当に、楽しいですよね。

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