行ってきました

やぁ~、美味しかったわ!

コメント(4)

2007.02.08

京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町566-27
TEL:075-551-5000

子供達は、ひさしぶりです。
ですから、とても楽しみにしていました。

ご主人佐々木さんは、普段は、明るく元気な愉快な人です。  
でも、包丁を手にした途端、豹変します。
その眼差しは鋭く、かっこいいのです。 
その迫力に、見ている方は、思わず引き込まれてしまいます。

お客様の目の前で、お造りを作ったり、お寿司を握ったり。
佐々木さんの仕事です。
そのかっこ良さに、「いい所どり~っ!」って、娘に言われていました。

自分の主な仕事が終ると途端、軽快なトークが始まります。 
ここのお店の魅力はお料理もですが、この、佐々木さんとのやりとりにもあります。
今日も、全快です。

この処、何故か写真嫌いに?
今日も私のカメラ、置いておいたら、カウンターの向こうにやられちゃいました。
わ~あぁぁん!




▲先附けは、温かい物です。茹でたうるい・焼いた貝柱に胡麻酢がかかっています。胡麻酢といえば、普通は、冷たい物にかけるのですが、今日は温かいのにかけてあります。彩りに空豆が一つ。どことなく春の訪れを感じさせてくれる、優しい一品です。
  
続いての二品目は、冷たいビーフンです。以前には、かにの内子と味噌をからめたものをいただいたことがあります。今回のは、自家製からすみが絡めてあります。、さいの目に切った物がアクセントになっています。
 


▲冬のお椀2種です。椿の柄に加え、梅も登場です。今年は暖冬のせいか、あちこちでもう、梅が開花しています。この花を見ると、春が近づいてきたのを感じます。
そうは言ってもまだ2月。まだまだ寒い日もあるのです。そんな日にぴったりのお椀です。中には、炊いて揚げた海老芋とフカヒレが入っています。海老芋もうそろそろ終りです。今日のは、とんだばやし産の物ですが、ここの物は、ねっとり感が違うそうです。「さ々木」さんでは、これか、鹿児島産の物しか使わないのだそうです。吸い地は白味噌仕立てで、牛蒡の擂り流しになっています。この香りがすごくして、新鮮に感じました。
 


▲先向として、ますサバが出されます。
  
そしてこれです。今日の一押しは、珍しい鯨のさえずり(舌)です。これは辛子で。鯛の昆布〆は、大徳寺納豆とわさびが巻いてあります。こちらは、煎り酒をつけていただきます。そして手前には、イカとウニです。そして、とろのにぎりです。今日のは、有名な大間産。とろけるようです。昨日たまたま見た「家庭画報」だったか、色々なお店の一品として紹介している中に、ここの店のこれが紹介されていました。



▲先に出されたサバは、豊後水道の物です。お店にきて一週間。〆てから、焙ってあります。いい感じの脂です。パラパラかかった胡麻が香ばしいこと。
  
そして、お向ののトロにぎりの後には、ヅケのにぎりです。ここのお店の名物は何?と聞かれたら、私はむしろこちらを挙げたいです。赤身と脂身のバランスが絶妙な上に、生に近い感覚に漬いています。本当に美味しいのです。わかった人は、こちらでしょうか。(ちょっと、えらそう?) 
 


▲とても珍しいお酒をいただきました。3本しか手に入らなかった、という貴重品です。「飲んでみて!」って、ついでいただきました。「満寿泉」のスペシャル純米大吟醸です。これは、ワインのオーク樽で、貯蔵熟成した原酒です。ですから、香りはワインです。樽は、シャルドネ熟成に使ったバレルです。面白いものです。こうやって作ると、本当に白ワインみたいなんです。お米で作られたお酒、なんて思えない仕上がりです。貴重な物をありがとうございました。
 


▲これだけ見ると、ただの炊いた大根です。ですがこれ、ただものではないのです。信楽焼きの蓋付きの器で、白葱・干し貝柱・白菜・アマダイの骨・酒・昆布を水から、朝から5時間蒸し上げました。具材の旨みがジワジワと滲み出て、穏やかな綺麗なスープになっています。大根には、貝柱の香りが染み付いています。きっと、白菜も美味しいでしょうに、あくまでだし、としての役目のみです。



▲焼き物は、グジの焼き物です。酢橘をギュと搾っていただきます。こんなシンプルな焼き物こそ、逆に素直の美味しさが感じられます。焼き物、ここの処、ご自慢の石釜で焼かれていますが、今回は裏で焼かれて出てきました。
  
そして器には、これ又素朴なぬたです。何日もご馳走ずくめですと、こういう物が余計に美味しく感じます。
 


▲石釜はずっと温まっています。今日は、使わないの?そう思っていたところ、このお料理で使用です。
フグとタラの白子のグラタン風です。「dancyu」の2月号で紹介されていたお料理で、「食べたい、食べたい。」と言い続けてきました。今回、ようやく念願叶いました。2種類の白子は裏漉しされています。何かと合わせてソースになっています。つまりホワイトソース代わりです。具は、海老・百合根・帆立のみみ。ポン酢醤油をかけていただきます。
 


▲ご飯は、新巻鮭です。鮭の塩と大根の甘味でいただご飯です。パリパリに焼いた皮をよそったご飯にかけてもらえます。
  
最後はデザート。フルーツとブラマンジェです。

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コメント

  1. オペラ座の怪人

    早苗様、御無沙汰しています。8 日なら、又ニアミスです。私もこのお料理戴きました。

  2. さなえ

    オペラ座の怪人さん
    そうだったんですか、二度目ですねぇ~。
    お料理はいかがでしたか?

  3. 私も8日行ってました!
    移転後初の夜を堪能させていただき、My birthday記念になりました。
    づけのにぎり美味しかったですね~
    あのワインのような日本酒と共にいただくと、
    お酒の味が変わって、更に味わい深い!
    お料理・大将のお人柄合わせて、さ々木の魅力に引き込まれています。

  4. さなえ

    まさこさん
    私もここのお店のづけ、大好きなんです。
    実はさっき、食べて来たばかりです。
    今日も楽しかったぁ~!
    今回の分、なるべく早くアップしますね。

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