行ってきました

夜はすごい。大満足すること間違いなしです。

コメント(6)

2006.06.09

前回お昼に伺って、すっかり気に入ってしまいました。
居心地のいいお店です。
ご主人は黙々と、調理をしておられます。
特にご自分からお話をされる訳でもないのですが、時々見せられる笑顔がいいです。
流れる空気が温かい、ほっと出来るお店です。

今日は10000円のコースをお願いしました。
変化に富んだ、驚くほどの品数(14品)で、びっくりしました。




▲向こう側に紫陽花の葉があるの、わかりますか?これが、器の上にかぶさって出てきました。
涼やかです。新ジュンサイの酢にサザエの万年浸けが入っています。「まんねんづけ」―酒・醤油・みりんに生のサザエを浸けた物です。ご親戚が漁師さんとかで、新鮮な食材が手に入るとのことでした。こりこりの歯ごたえです。
 


▲ここの焚き合わせは美味しいです。そそとしていて、それで穏やか。安心出来る美味しさ、と言うのでしょうか。今日は、小芋・さんど豆・くだ牛蒡です。振り柚子の香りが爽やかです。
 


▲口取りです。一度揚げて焚いてあるサワガニ・枝豆のずんだ和え・淡路の天然ヒラメの笹巻き寿司。盛り付けも綺麗です。



▲お椀です。6月と言えば、お菓子は、水無月です。夏越の祓いにいただくお菓子ですが、これは、三角形をしています。氷を模した形です。上の小豆は、悪魔祓いの意味があります。お料理でもこれを胡麻豆腐ですることが多いです。張り地は、白味噌仕立てになっています。ですので、勿論芥子が添えられています。体が芯から温まります。お椀は、お澄まし仕立てのお店が多い中、インパクトあります。
 


▲お造りは、オコゼと鱧です。オコゼは、薄造りになっていますので、細ねぎを巻いて、もみじおろし・ポン酢でいただきます。美味しいっ!ハモは、焼霜作りと落としの2種。わさびと梅肉で、各々いただきます。驚かされます。これだけでいいくらい、たっぷりなんですから。嬉しいです。
 


▲焼き物は稚鮎が2匹です。勿論塩焼きです。添えがサツマイモの甘煮だったり、葉唐辛子の焚いた物だったりと、こういう処がほっとする所以なんでしょうか。



▲加茂なすのオランダ煮です。一度油で揚げた物を焚いた物をこう呼びます。脂が加わる事で、コクが増します。これに、鴨の葛たたきとスナックエンドウです。加茂と鴨?考えすぎです。ご主人は真面目な方で、私じぁあないんですから。
 


▲くみ上げ湯葉の上には、ウニが載っています。だし醤油でいただきます。そして右は、蒸し鮑です。茗荷が載っています。これで9品目です。ここまで来て、まだこんな物が出てくるんですよ~!嬉しいなぁ。
 


▲一番下には、ずいきの甘酢和え。上に天然トラフグの一夜干しとにこごりです。海老もあります。おくらとろろが更にかかつています。この後もオコゼのあらの一味焼き、鯛と生姜のご飯と汁物と続きます。皆いいです。最後は、メロンに2種(イチゴ・あおしそ)のアイスクリームです。ここは、アイスはいつも2種盛りのようです。

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コメント

  1. potter in kichijoji

     先程、「おかだ」に初めてコメントさせて頂いた者です。2度もクリックしてしまい御免なさいね。
     
     来月14日~17日の祇園祭に京都を訪れる予定です。
    その時、「まとの」と「Maekawa」にも行ってみたいと思っております。こちらのブログのお陰で、楽しみが増えました。これからも参考にさせて頂きますので、美味しいお店たくさん紹介してくださいね。

  2. さなえ

     いえいえ、私もよくやってしまうので、気になさらないでください。
    削除しておきます。
     私もその週は、京都にいます。
    鉾が立ち上がっていく様を見るのが面白く、朝からずっとカメラを持ってへばりついています。
     これからも色々紹介していきたい、と思っていますので、楽しみにしていてください。

  3. こんばんは、初めてお邪魔します。
    まとのさん、本当に美味しいし素敵なお店ですよね!!
    秋には松茸がこれでもかってくらいいただけてとても
    感動しました。
    そして、お店の方の素敵さにさらに感動。お見送りも
    しっかりしていただき、食べきれないかったごはんも
    おみやげでおにぎりとして持たせていただき・・・
    本当に大好きなお店です。

  4. さなえ

    おっしゃる通りですよね。
    私もおにぎりいただいて、翌朝に食べたのですが、お店に行った時の事を思い出し、又行きたいなぁ、と思いました。
    昨日行ったばかりなのにですよ。
     なんなんでしょうか、ここの魅力は。
    お料理がすばらしいのは勿論ですが、強烈な物がある訳ではないのに、惹き付けられます。
    結局は人、なのでしょうか。

  5. hiroharu

    写真とコメントから余計なものをそぎ落としたエッセンスみたいなものをかんじました。華麗なお料理の多い京都とは一線を画したようなところがなんとも魅力的。ご主人のお人柄の出たお料理なんでしょうね。ここにも行ってみたいです。

  6. さなえ

     そうですね。
    確かに、派手ではありませんね。
    余計な物は、そぎ落とした、実質本位のお料理かもしれません。
     でもよく見ると、細かい処まで気が遣われているのです。
     この次の「京都の旅」では、友人達をここにも連れて行きたい、と思っています。

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