娘の大学受験が、幸いに早々終りました。
さあ家族でお祝い、となると、東京では、やはりここしかありません。

娘は、昨年９月以来です。
ずっと行きたい、行きたい、と言いながら頑張っていました。

着くとすぐ、お店のスタッフ全員で、シャンパンで乾杯してくださいました。
その上、真中さんからは、真っ赤なラナンキュラスの花束が。
幸せ者だと思います、娘は。

今日も美味しかったです。
ここは、前菜の種類が多く、何皿も出てきます。
色々な物がいただけて、とても楽しいです。
今回は、とりわけパスタが、気に入りました。
「ふきのとう」なんて、皆の頭には、天ぷらしか思い浮かばないし、こんな風にも使うんだ、と驚いたようです。
微妙なほろ苦さがとにかくよかったですね。
無菌豚も是非又試したいです。

▲アンティパストの１つ目は、トマトの冷製カッペリーニです。トマトというと、夏がおいしいのか、と思いがちです。冬のトマトは、夏の水分の多い時とは異なり、実もしまっていておいしいんです。「今頃が一番美味しい」、という真中さんの話を聞いて、何品かに使っていただくよう、お願いしました。上には、スライスしたからすみが沢山かかっています。レモンの香りが効いていて、温かい部屋の中では、かえって爽やかさを感じます。		▲あっさりしたのが食べたい、という娘のリクエストで、馬肉のカルパッチョが出てきました。上には、美味しいルッコラ　がたっぷり！スライスしたロディジャーノチーズも載っています。馬肉は熊本産で、脂身の少ない綺麗な赤身です。臭みも何も無い、あっさり、さっぱりな肉で、とても美味しく頂きました。先日山梨を旅行してきた娘の話では、山梨も、あちこちで、「馬肉」の文字が目につく、とのことでした。食べなかったので、わからないけれど、と。以前私は、熊本で刺身（馬刺し）でいただきましたが、他には、どんな料理法があるのでしょうか？		▲他のお客さんの為にスライスしているのを見て、食べたくなってお願いしてしまいました。向こう側は、プロシュットです。１本７～１２キロもあるのですが、水分・塩分などを考えると、美味しいのはその僅か５％位、との事でした。右はサラミです。これが、通常食べられているのとは、全然違います。ものすごく柔らかい、というか、生っぽい食感です。左は、モルタデッラ、ソーセージですね。ここのお店はオープンキッチンなので、作っているところを見る事が出来ます。最近、料理に興味が出てきた息子は、厨房がやたら気になるようです。使っている、スライサーやら、包丁やら、「いいなぁー」、と欲しい物だらけです。そのうち、Ｍｙ包丁でしょうか。
▲「イタリアから、空輸で届いたばかりなので、いいですよ。」、と出されたモッツアレラチーズです。その美味しさを味わう為、シンプルに、トマトとバジルと共にいただきます。あまりの厚さに「はんぺん」にも見えそうです。美味しいっ！味・風味、共にいいチーズです。		▲前菜のラストは、ヒラメをソティーした物と野菜を、バターとアンチョビーのソースでいただきます。ソースに溶け込んだアンチョビーがいい匂いです。食欲が沸いてきます。「野菜って、こんなに美味しい？」、と野菜好きな我が家は皆、毎回思います。ここのお店の野菜はホントに美味しい。今日は、さやえんどう・菜の花・蕪・ブロッコリー・じゃがいもなど。		▲「プリモピアット」のパスタです。今日は、ふきのとうと菜の花のオイルパスタです。上には、おろしたロディジャーノチーズがたっぷりかかっています。ふきのとうのほろ苦さと、唐辛子のピリッ感が、なんともたまりません。春を感じさせてくれる、一品です。全員、とても気に入りました。
▲「セコンドピアット」―メインになります。今日は馬肉のヒレ・無菌豚のロース・鴨・羊が用意されていました。 各々、好みの物を選んで調理してもらいました。私は鴨をチョイスしました。これだけは、２人分からです。フォアグラを取ったあとの鴨、マグナカナールをかるく焼き、スモークをかけて仕上げます。濃縮のブドウ液、「ＳＡＢＡ」のソースでいただきます。甘さがお肉の美味しさをひきたててくれます。		▲こちらもメインの豚の料理です。帝王切開をして取り出して、無菌室で育てられた豚は、人間に有害とされている５つの菌が認められない、「ＳＰＦ」と言われる、無菌豚です。ですから、通常のようにしっかりと火が通っていなくても大丈夫です。それでも、７０℃位に加熱はした方がいいんだそうです。こんなに生な豚肉は、初めていただきましたが、ささみのようにあっさりしていて、とてもおいしいものでした。次回はこれにしよう、と思いましたもの。		▲お祝い、ということで、この様にデザートは盛り込んでくださいました。とても綺麗で可愛く、娘は大喜びでした。本当にありがとうございました。どれもこれも美味しく、華やかで素敵でした。これが出る前、デザート用に甘めのシャンパンを出してくださいました。お店の方だけでなく、お客様も全員で、乾杯して、娘のお祝いをしてくださいました。ここのよさは、こうやって、アットホームなところでしょうか。