行ってきました

お店は人です。ですね。

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2007.09.15

京都市北区上賀茂岡本町58
TEL:075-711-5136
12:00~  18:30~
水・休み

ここのお料理を食べるのもですが、皆に会えるのが、とても楽しみです。
「店は、人だろう。」と以前、友人A(あの方です)が言っていたのが、最近よくわかります。




▲素敵な先付けです。作りたての豆腐の上にモロヘイヤ・生すじこが載っています。軽くかき混ぜていただきます。
 


▲お椀です。ここは、しっかりした吸い地です。中身はしんじょです。大きくカットされた貝柱と新物の銀杏が入り。一緒に冬瓜と三度豆が盛られています。
 


▲このお皿、実はパスタ皿なんです。今日も色々な種類が、盛り込まれています。焼き霜にしたスズキには、梅肉和えにしたつるむらさきが載せられています。魚は、山葵か生姜がいただくことが多いですが、たまにこんな風に、違ったいただき方は、口新しく感じます。鱧はスタンダードにおとしですので、梅肉ポトン。秋の魚つばすは、たたきにされています。鯵も同様に。生姜・搾ったカボスでさっぱりといただきます。季節を感じる植物が、毎回あしらわれているのが、とても好きです。こんな処も女性に絶大の支持を得ている所以でしょうか。



▲食材は、その物ずばりが美味しいいと、本当は何にもしない方がいいくらいです。でもそれじゃ、料理ではないし・・・。いかに持ち味をひきだしてやるか、腕の見せ所です。秋山さんは、野菜のいじり方が上手かな、と思っています。あんまりいじった風でないのに、美味しく仕上がっているんです。今日もその典型です。
 


▲ご飯のお供。スタンダードな、このお味噌仕立てがとても好きです。揚げた小芋を田楽にしてあります。実はこのお芋、一手間かけてあります。あらかじめ、だしで炊いてあるんです。それに片栗粉をまぶし、揚げてあります。高山のこうじ味噌ベースの自家製胡桃味噌をかけ、温める。そして一人ひとり、自分専用の七輪(コンロ)で、温めながらいただきます。お味噌がぐつぐつ煮えてきて、焦げ気味になったのをごはんにのせると、うぅん、もう最高!こうばしくなって、ごはんとの相性、バッチリ!
 


▲ここの看板メニュー、土鍋炊きご飯。日本一美味しい、白ごはん。これが食べたくて、食べたくて!今日も楽しみにしていました。とりわけ美味しいのは、このおこげです。イギリスのマルドンの塩をちょっとかけていただきます。これ、あの超予約の取れない「なかひがし」の中東さんが、届けてくださった物だとか。



▲一緒にだされるおつゆは、沢煮椀です。刻んだ野菜と茹でた豚の背脂で作る汁物。私が作るのは、スタンダード。ここのはちょっと違い、生姜が効いていました。これも美味しいです。
 


▲どんなに飲んでも、やはり最後は甘い物が欲しいです。今日のはどんなかしら?毎回、秋山さんの工夫が見える最後のお菓子。今日は無花果ジャムを練りこんだ求肥のお菓子です。生餡は粒です。もう一つ、おまけに出していただいたのは、大原の紫蘇ジュースを練りこんだ物。散らしたゆかりの塩味がアクセント。先日、秋山さんが送ってくださった大原の紫蘇、、沢山。私はスタンダードにジュースにしました。そのジュースを使って、どんな物が出来るか、なんて話していましたが、なるほど。家では、そのまま飲みました。作った時に残った物、もう味は無くなっていましたが、香りはまだあったので、刻んで醤油やみりんなどとソースにし、焼いた豚肉にかけていただきました。逆に秋山さん「なるほど」と。お話していると、参考・刺激になります。
 


▲今回の連れは、私など足元にもおよばないくらいお酒が強い、上の娘です。我が家は、皆そこそこお酒は飲めるのですが、普段家では、ほとんど飲まないんです。その事実を知ると、皆様一様に驚かれますが。逆に外では、こうやって美味しい物を目にすると、昼からいきます。2人ともに日本酒好きです。美味しい料理には、合ういいお酒。美味しいお酒が置いてないお店は、嫌い!両方があって初めて、食事が美味しいんです。ここのお店は、私の好きなタイプの日本酒が揃っています。「無ろ過生」好きなんです。私の好みを熟知している秋山さん。出していただいた双方共、そのタイプです。主張がはっきりしているタイプが好みでしょうか。

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