1年ぶりだったのですが。
2006.07.12
閉店 新店オープン。
昨夏、丁度今頃の事でした。
初めてお店に伺いました。
そして、間があいて今日になりました。
それなのにすごい。
渡辺さん、覚えていてくださいました。
前回もそう思ったのですが、本当に厨房を綺麗にしておられます。
お鍋がぴかぴかです。
カウンターに座れば、目の前が調理場ですので、嫌でも目につきます。
7年目になるというのに、よく磨かれています。
「磨きすぎて、穴があきそうです。」と渡辺さんは、笑っておられました。
気持ちがいいですね。
テーブル席もありますが、このお店では、やはりカウンターがお薦めです。
ここに座れば、調理をしている様子を逐一見る事が出来ます。
とても楽しいですよ。
和食屋さんのカウンターのようにしたかった、と前回伺いました。
ただ、いざ立ってみたら、お客様から、見えすぎてしまって緊張する、と。
今でもそうでしょうか?
渡辺さんご自身も、カウンターがお好きなんだそうです。
▲お昼は、2種あります。気楽にいただける1575円のコースと、今日私がいただいたコースです。 どうですか、綺麗でしょう? ここのお料理は、盛り付け、色彩がとても美しくて、私は好きです。=派手、というのではありません。なんとなく、楽しくなるんですよね。 パルマのハムと地鶏をゼリー寄せにした物と色々なお野菜です。見ての通り、アスパラ・トマト・マッシュルーム・おくら・パプリカなど。更にブロードで焚いた大根・玉ねぎ・茄子など。たっぷりのお野菜です。トマトとバジルの2色のソースも見た目にも綺麗です。勿論いただいても美味しいですよ。 |
▲パンは2種です。右は、ご存知フォカッチャです。これは、イタリアの粉を使って、お店で焼いています。もう1つのは、グリッシーニです。こちらは、現地から送ってもらっているそうです。んんっ!現地てっ、どこ?勿論イタリアでしょうけど、聞きそびれました。 |
▲パンにつけていただくオイルです。 このお店は、オリーブオイルにこだわりがあり、色々な種類の物が揃っています。お料理に合う物が、その都度、使い分けられています。パンと一緒に出されたのは、オレンジ風味の物です。オーガニックのオレンジの皮と実を一緒に絞り込んであります。オレンジのいい香りがします。 |
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▲パスタは、生うに・生ジュンサイ・ボッタルガ(からすみ)です。ここでも、オイルを使いわけておられます。上には、海ぶどうが載っています。ここのところ、流行りなのでしょうか。日持ちする食材ではないのですが、使うお店がふえましたね。豪華な感じがします。海の香りが漂ってきます。この手のパスタは、大好きなので、大満足です。ウニはトロ~リで、トマトの酸味が上手くあっています。パスタにジュンサイ、私は初めてです。本来、イタリアで使われる事はないであろう食材を、このお店は、積極的に上手に取り入れていて、楽しみでもあります。 |
▲ここで、魚と肉のどちらかをチョイスです。お肉はもち豚でしたが、私は、魚をチョイスしました。 渡辺さんが、金目鯛とホタテをソティーしています。ここに、ブロードを加えて少し、煮詰めています。そして、大和しじみを加えます。黄色のズッキーニのペースト、ケッパーも加わり、最後に野生のルッコラをちぎって加えます。これは、カウンターだからこそ、見られる調理過程です。楽しいですよ。 ケッパーは、酢漬けが多く知られていますが、塩漬けもあります。生を塩で漬けた物です。今日使われているのは、こちらです。5時間は、水に浸けておかないと、×です。辛いです。いい具合に抜けると、浮いてくるそうです。以前、私はここまでしなかったので、塩辛かった~。 |
▲ドルチェ、です。出された途端、ものすごく気に入ってしまいました。何が?そそとした、上品な色合いです。私だったら、ミントの葉でもつい付けてしまいそうです。それが無い。 ブルーベリーを使ったゼリーと、アイスクリームは、上にイタリアのお米とリコッタチーズのムースがのっています。そして、唐辛子風味の蜂蜜がかかっています。さくらんぼの渋い色が又このデザートにぴったりです。 |
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▲普通のエスプレッソなんですが、こうやって、ガラスだと感じも違って、綺麗なものですね。 |
▲どうです、ピカピカお鍋。ここまで磨いてもらえれば、お鍋も本望でしょう。 |
▲手打ちのパスタ作る器具だそうです。またがって使うみたいです。見たいです、作っているところを。 |
2006.11.16
2007.07.12