さろん木々イベントで、食事会です。
2009.08.26
これだけいいお料理がいただけるのですから、超人気店になるのは当たり前です。
遅いくらい!
この日は土曜日のお昼。
カウンターも個室も埋まり、大盛況でした。
本当に素敵ないいお店です。
ですからどうしても、会員の皆様をお連れしたかったんです。
見た目にも美しく、丁寧に作られたお料理に、満足しない方はいらっしゃらないことでしょう。
この日はイベントでしたので、松川さんには、器やお料理の話をしていただくことになっていましたが、そんな時間が取れないほど、大忙しでした。
▲この日は10人で、椅子席の個室を貸切りでの昼食会です。お隣りは、お茶室になっています。こちらも又食事に使われているお部屋です。掘りごたつ形式のテーブルで4人用。2つの部屋は、仕切りを開けるとつながります。 |
▲蓮の葉の上には、京都の焼き茄子・三陸の蒸し鮑です。酸味のあるジュレがけになっています。撥水性が高いんですね。ジュレがはじけて、玉になっています。とても綺麗で、インパクトのある先附けです。器、葉っぱで見えませんが、備前焼。金重有邦(かねしげ ゆうほう)作です。 |
▲和食のお店では、お椀をいただくのが、一番の楽しみです。色々なお店でいただいてみると、実に様々です。器もですし、おだしの味も異なります。ご主人の想いがここに集結されているのを感じます。松川さんは、招福楼ご出身ですが、東京らしい和食のお店にしたいというお考えから、お椀はあえて蒔絵ではなく、シンプルな物にしていらっしゃいます。そして何より、こちらの吸い地はもう本当に、美味しいのです。なんて言うのでしょうね。奥の深い上品なお味かな。この日は北海道の毛蟹の大きな真丈です。身の塊そのもののような、ホワホワの物です。大きな木耳も又インパクトがあります。ここでもう満足してしまっています。 |
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▲お料理もですが、それ+器や酒器が、楽しみなお店です。 |
▲2種類の器で登場したのは、ホシカレイです。こちらは黄瀬戸。もう1つは、前にも何度も登場していますが、楽焼き5代 宗入作の向付け。ゆりの花がモチーフです。 |
▲言葉だけで聞いていると「ホシガレイ」は干しカレイ?皆が「えっ?」みたいな反応をしたからでしょう。持って来てくださいました。これがその「星」カレイです。全体にブルーの☆が飛んだような模様なんです。 |
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▲お造りが続きます。辛子醤油でいただく鮪と、はらわたごと凍らせたするめいか。なんか見た目がユーモラスです。 |
▲ここで、お酒がぐんと進んでしまいそうな一品が登場です。このガラス器は明治期・大阪の美術商「春海商店」が特注した物で、「春海バカラ」と呼ばれています。大きさが異なる2種類?盛られているのは、穴子・コーンのかき揚げ・万願寺とうがらし・干しこのこ。もうやられてます。 |
▲2種類あった器でしたが、実は身と蓋なんです。合わせるとこんな風に、1つになります。 |
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▲氷を一つひとつ手で削って作られた器には、ひやむぎです。上には、半熟の卵。 |
▲直接おだしをかけていただきます。器が冷たいので、冷え冷えです。 |
▲焼いておだしをかけたグジです。1600~1700年ぐらいの中国の古染付に盛られています。 |
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▲焼き無花果と海老。京都・常陽市の無花果は、ホイルに載せて焼いてあります。出てきた汁をそのままかけているだけなのだそうですが、なんだかとってもいいんです。海老との組み合わせなのでしょうか。 |
▲炊き合わせです。蓮蒸しです。入っている焼き胡麻豆腐は、もっちもち。ほっとするお料理です。 |
▲香ばしいいい香りがしてきました。鮎のお茶漬けです。これ、前にいただいて、とっても気に入っていたものです。前日の松川さんとの電話で、鮎を出してくださることは、わかっていましたが、皆さまが一番嬉しい形で出していただいて、感謝です。 |
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▲寒天の量を、ぎりぎりに抑えている水ようかんは、絶品です。何度いただいても、その水々しさに満足します。 |
▲お茶をいただきます。 |
▲飛んだザクロの赤が、映えます。葡萄だらけのゼリーです。 |
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▲お茶室に掛けられているお軸です。円山応挙です。 |
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