行ってきました

出雲に、笹巻き作りを習いに行ってきました。

コメント(2)

2008.06.30

出雲・木次出身の友人がいます。

以前彼女が持ってきてくれて、初めて食べた笹巻き。
私はその素朴な味わいもですが、笹の巻き方に驚き、感動したのです。

それまで、京都でいただくような、粽を巻いたことはありました。
でもこれは、使う笹の数が断然多いのです。
どうやって巻くのか?
質問したところ、なんと彼女はわからない、と。
おばあちゃま、おかあさまは当たり前のように作っているけれど、自分はいつも食べる側。
一度も作ったことがないと。

それゃ、だめでしょう!
そんな会話をしたのが、一昨年でした。

じゃ、私が習う。
6月初め、笹巻きを教えていただく為に出雲に飛びました。
ちょうど休みが取れて、彼女も一緒に行くことが出来ました。

少しは合格点をいただける巻き方になったのかしら?
今でもちょっと心配です。

伺って、ほんとに良かった、と思っています。
何より印象的だったのは、一生懸命やっている彼女を嬉しそうに見守る、お母様の優しいまなざしでした。

いい事、したかも。




▲笹巻きに必要なのは笹の葉です。山に取りにいきます。友人のお父様の秘密の場所?手袋・そしてなんと万が一を考えて、熊よけの鈴を持ってです。はさみで切るのかと思いきや、節(白い部分)の処でパキッと簡単に折れました。お餅を包む為、大きめの葉を選んで集めていきます。
 


▲沢山採れました。
 


▲大変なのは、このように葉を仕分けする作業です。茎の下は、お餅に刺す軸になります。汚い皮を取り除いておきます。そして葉は、茎をつけて裂いていきます。



▲一番上の柔らかい葉です。「はかま」と呼ぶようです。開いていない物は広げて表を上に二つにたたみ、バンドで留めておきます。
 


▲水に浸しておきます。
 


▲中にはいるお餅です。もち米を洗い、水に漬しておきます。それを広げて乾かします。その後、粉にして保存しておいたものです。これに水を加えて、ちょうど白玉団子くらいのかたさに練ります。ポイントは、片栗粉を少し入れること。



▲これにさきほどの茎の部分を刺して、これを二つ折にしておいた葉ではさみます。「ほおかむり」、とこの部分は呼んでいるようです。
 


▲いよいよ巻いていきます。初心者は大きな葉の方が包みやすいです。左を下に3枚重ねて、一番右の葉を一番下に入れます。小さめの葉は、左から3枚目に使いましょう。
 


▲先に作ったほおかむりを、結構上の方に載せるます。



▲左から折りたたんで、餅をしっかり包んでいきます。
 


▲きちんと包みこめたら、先端部分をきちんと折ります。ひとひねり。
 


▲出雲の笹巻きが面白いのは、ここからです。なんともう一枚笹の葉をここで加えるのです。これが難しい。ちょっとしたこつが必要です。



▲軸は向こう側に折り、全体に巻きつけていきます。
 


▲全体を締めるように巻きつけていきます。
 


▲お母様はいとも簡単になさるのですが、見ている私達は、えぇ、え~!早すぎて付いていけません。



▲たるみのないように、しっかりと巻いていきます。
 


▲こんな風に連写すればよくわかります。
 


▲いぐさを巻きつけて留めます。



▲そして20分くらい茹でていただきます。
 


▲ゆであがりました。これをそのまま冷凍にしておけば、いつでもいただけます。笹巻きは、今の時季に作るものです。旧節句にいただくものなんです。
 


▲面白いです。この時季、どこの家庭でも作るのに、ご近所からも、届くのです。中の餅の配合もその家庭独自で、ほら、巻き方も様々でしょう?砂糖醤油をつけていただけば、みんな笹のいい香りがして、美味!素朴な味わいです。

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コメント

  1. それは「とても」いい事、されたのではないでしょうか?
    私も祖母から習いたいことがたくさんあったのですが
    大学進学を機に一人離れて暮らすようになり
    その翌年に祖母が倒れ、話すのもままならぬ状態になってしまいました。
    その祖母も二年前に他界し、今では母や伯母とあれやこれやと
    手探りで祖母の料理を再現しようとしています。
    断片的には覚えているのですが、やはり駄目ですね。
    まだまだ道程はほど遠し…です。

  2. さなえ

    oguriさん
    そうですね。
    お母様のあのお顔を拝見して、私もそう思いました。
    同じですね。
    彼女も、進学の為に東京に出てきて、仕事も結婚も東京。
    帰る機会がまず、すごく少ないようです。
    皆、自分の生活に忙しく、気が付かないのだと思います。
    けれどもおのおのの家庭で、受け継がなければならない物・事ってあるでしょう。
    大きく言えば、日本人として。
    形として残っていない、感覚的な事。
    失ってからでは、遅いのです。
    まだまだ間に合います。
    受け継いでいって欲しいなぁ、と思います。

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