行ってきました

京都らしくて、好きなお店です。

コメント(2)

2008.02.22

京都市上京区猪熊通出水上る蛭子町387
TEL:075-441-5020

本来は、有職料理のお店です。 
現在はそれを踏まえて、現代風にアレンジされたお料理がいただけます。
それって、どんなお料理なの?
「有職」とは、平安の朝廷の節会などで食されたお料理に端を発しています。
時代と共に変化はあったのでしょうが、一般人の食した物でないことは、確かなようです。

江戸時代初期、徳川家光が二条城で行った、天皇行事の際、天皇側・徳川各々より料理人2名づつ。
そしてこの時、町方より抜擢されたのが、生間(いかま)家です。 
その後生間家は、八条宮家の料理人として、代々勤めたようです。
明治になり、この宮家が継承者がいない為、絶家したのに伴い、生間家も町に。
現在、ここのお店のご主人は、生間流の式包丁の継承者でいらっしゃいます。

まぁ、ざっと簡単に。
私、研究者ではないので、おおよそで済みません。
興味のある方、調べて教えてくださいね。




▲風格のある店構えです。バスでしたら、堀川下立売・堀川下長者町下車すぐです。営業は12~22時。お休みは不定休です。必ず電話で予約を!
 


▲私達が通された、離れの部屋から見えるお庭です。ここのお店、大小合わせて7つのお部屋のみです。ここが好きな理由の一つは、一組ごとにお座敷を用意してくれることです。他のお客様に遠慮せず、楽しい時間を過ごせます。
 


▲まだまだ寒い日が続いています。けれども、床の間のお軸は梅に鶯。お花は梅と椿です。もうすっかり早春です。



▲お昼は気楽に、竹籠弁当6352円(税込み)を、このお座敷でいただけます。これが又気に入っている処です。京都らしいお料理を、これ又京都らしい雰囲気の中で、堪能出来ます。
お料理は、ふろふき大根からです。本来はまだまだこういうお料理が美味しく感じられる気候なんです。焚いた聖護院大根に、田楽味噌がかかっています。千きりになった柚子が、とてもいい香りです。手前は水菜。
 


▲お向うは、2種類。かるく焙ったたいらぎと、辛味大根でいただく寒鰤です。こういうお店なので、たとえお昼のお弁当といえども、それなりにいい器が使われています。どんなに美味しいお料理でも、器が貧相だとがっかりします。双方揃って、トータルで美味しい、と感じるものです。
 


▲竹籠に盛られた数々のお料理。もうすっかり春です。いつもそうですが私の場合、ご一緒した方々のように「わぁ、綺麗!」と素直に喜べないのです。(すっごく悲しいですね)これだけの品数です。自分で作ったら、どれだけ手間暇がかかるか?そんなことがわかるだけに、「わぁ、大変!」と。感謝の気持ちが優先で、いただきます。



▲お椀です。卵豆腐にグジ。間引き菜の緑と、人参の赤が綺麗です。
 


▲ごはんはいつも、このスタイルです。帆立貝の載った飯蒸しです。毎回そうなので、これをいただかないと、ここに来た気がしません。
 


▲デザートは、フルーツにゼリーかけ。

関連する記事

コメント

  1. Ryo

    実は私も先日行ってきました。
    ちょっと世話をした同級生にお礼としてご馳走になったんです。
    たいした事もしてないのに、お礼に萬亀楼のお料理ではあまりに過分で、美味しかったけどあとが怖い食事でした。^^;

  2. さなえ

    Ryoさん
    お友達は、思っていらっしゃる以上に、とても感謝されていらっしゃるんですね。
    一緒にお食事すれば、話しも出来ますし、私もお礼は品物ではなく、多いです食事が。
    センスのいいお友達ですね、お礼がこちらのお料理だなんて。
    羨ましいです。

* が付いている欄は必須項目です

ページトップへ