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京都らしさを感じるお店です。

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2006.11.13

京都市上京区猪熊通出水上る蛭子町387
TEL:075-441-5020

東京では行かれないけれど、京都だったら行かれるのが料亭です。

料亭と言えば、東京では、政治家が会談する場所というイメージです。
紹介が必要だったり、そして、勿論価格も破格です。
女性同士で楽しく食事をしに行く場所、という訳にはいきません。

一方京都の料亭は、観光地という要因が大きいのでしょう。
門戸を大きく開いていて、普通に利用することが可能です。

そして、観光客の私が、もっとも京都らしさを感じるが、料亭なんです。
その佇まいからして、すでに京都です。
接客にしてもそうです。
お料理も、実に華やかで、美しい。
正しく、京都です。

そんな料亭は数々あれど、私が今の処、一番好きなのがここです。
歴史のあるお店です。
創業時(1722年)は酒屋でしたが、その後お料理屋さんになり、現在に至っています。。
生間流という式包丁を伝承している由緒正しきお店です。




▲この佇まいが私は好きです。食事は人数に応じ、グループごと大小7つある座敷に案内されます。たとえお昼といえども、同じ。相部屋は無いのです。7組のお客様しか入れないのですから、早めの予約をお推めします。独立したお部屋です。お隣りの話が聞こえることもなく、静寂の中、楽しく食事を楽しめます。今日は2人ですが、6畳に4畳半の次の間付きのお部屋に通されました。
 


▲お昼は、普通に京料理もありますが、「竹籠弁当」税込み6352円がお推めです。初めは、お敷きに2品が載り、運ばれてきます。今日は、胡麻豆腐とお造りです。菊花豆腐のことも何回かありました。
 


▲胡麻豆腐が盛られている器です。今の時季の紅葉柄です。折角ですので、器も楽しんでください。



▲お造りは、織部の器です。鯛の昆布〆・マグロの2種。湯がいた菊の花が彩りを添えています。
 


▲竹籠には、色々なお料理が盛り込まれています。紅葉や公孫樹の葉が美しいこと!
 


▲葉をどければ、見事なお料理です。どれもこれも、丁寧に作られています。
ざっと挙げると、しめじ・菊菜・菊の胡麻和え、出し巻き卵、祐庵焼き・つくねときゅうりの串刺し・揚げ物・煮物(海老・ひりょず・海老芋・こんにゃく・湯葉・小豆蓮根など)菊花蕪・笹巻き寿司など。



▲ご飯はいつもこのスタイルです。ホタテの載った飯蒸しです。梅肉ポトン、がアクセント。
 


▲お椀もきちんとした物です。どうです、綺麗でしょう?一番下は、卵豆腐です。紅葉1枚で、一機に秋のお椀です。
 


▲最後は柿です。柿の葉の上に盛られています。糸状のゼリーがかかっています。

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