毎度のことです。
京都に着いて、一番初めに行くのは、本屋さんです。　　
今回も、そのパターンは変わりません。

なんと、な～んと。
関西限定の本に、ここが紹介されているではありませんか！
先日行ってきたばかりのお店です。
すごいタイミングでのご紹介となりました。

▲前から何度か、電話を入れていました。間際に電話をする私が、悪いのです。テーブル席１４席とカウンター４席です。それはもう当然に激戦なんです。今日は、憧れのカウンターでの食事です。いただくのは、おまかせ１５０００円です。 初めは、湯葉入り胡麻豆腐・余市のあん肝・菊菜のおしたしです。これに、とんぶり入りのソースがかかっています。ねっちょりしていて、美味しい胡麻豆腐です。飲み物も色々揃っています。日本酒、一合でお願いできるので、色々いけそうです。連れは、焼酎派ですが、品揃えが充実していると。こちらも、なんと最後に飲むものを先に決めて、じゃ、何からいこうか、カウンター内にいる料理長・小泉さんに相談です。女性２人して、酒豪だと思われたでしょうね。		▲香ばしいフグの衣揚げです。しんなり感があるのに、カラッとしています。伺うと、コーンスターチを入れているからでした。つけるたれが、とてもいいお味！さすがに濃い目ですが、飲みたくなってしまいます。カウンター内で、私達の相手もしつつ、仕事をこなしていく小泉さんは、かなりお若いかと。でも開店以前からのパートナーだそうです。ご主人の石川さんは、接客をしていらして、歩きまわっていらっしゃいます。時折、カウンターに戻っていらっしゃるので、お話しました。		▲松葉蟹のスープです。焼いた殻で取ったスープです。蟹独特の香ばしい香りです。結構しっかりしたとろみがついています。
▲お向は、鯖とクエです。鯖、神奈川の物で、回遊しないものとか。クエは、昆布〆になっています。		▲くえの煮こごりです。蓋つきの、なんとも素敵な器に盛られています。本来は、こんな器では出さない、とか。実は私達、器や茶器の話をずっとしていました。それを聞いてのことでしょう。「こんなのお好きかなぁ、と思って。」と出してくださった器です。写真だとそのよさがあまり伝わらない、と思いますが、とっても素敵なんです。嬉しいですよね。こんな風にしてくださると。煮こごりは、中骨やかまをかつおだしで煮込んだものに、薄口しょうゆをポトン。生姜を混ぜ込んであります。ほぐしたクエの身が沢山入っています。お酒が、進んでしまいそうです。		▲筍の丸焼きです。「えぇ～、もう！」鹿児島の蒲生の物です。先週から築地に出てきたそうです。ものすごく甘いです。　 そして楽しい品です。かつおだしに牛乳を加えたスープは、薄いとろみがついています。アカザエビ・海老芋・などが載っています。炙ったうぐいす菜を、初めていただきましたが、面白い焦げた感じで、中々！
▲熱っあつの汁物が登場です。中には、蔵王の鴨のスライスとつみれ。豆腐・菊菜・九条ねぎやせりが入っています。鴨でとっただしに、鰹と昆布のだしを合わせています。体が温まります。		▲ここまで、島根・益田の「凌雲」・静岡・藤枝の「喜久酔・本醸造」そして千葉・君津の古酒「福祝」をいただいています。静岡のお酒、以前は「磯自慢」くらいしか・・・、でしたが、近年、すごく良くなっているとか。今回いただいた「喜久酔」もそうですが、かなり良かったです。石川さん・小泉さんと一緒に、いただきました。 笑顔の小泉さんが持っているごはんは、牡蠣が具の、八丁味噌風味です。風味があって美味しいごはんです。残った分は、おにぎりにしてくださいます。 満足しました。東京らしい丹精なお料理でした。京都とは異なり、華やかさ・派手さはありません。が、実直で、いつでもいただきたくなるような、お料理でした。		▲クリームチーズベースのスープに、ほどよい甘さに煮含められた黒豆。ラム酒のゼリー。柿入りです。濃厚そうに見えますが、さっぱりしていて、楽しいデザートです。　 一人でこんな美味しいお料理をいただいては申し訳ないので、お土産に「天然鯛の胡麻茶漬」を買いました。広島の胡麻としょうゆで作っているそうです。後で知りましたが、実はこれ、ある雑誌のお取り寄せ「丼・お茶漬けの部」でグランプリに輝いていました。