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そのー3 「佐人(さじん)」(銀座)

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2007.06.29

すでに、お茶の産地として有名な、京都のお茶屋さんは、色々紹介しました。 
東京にも沢山あるんですよ、美味しいお茶がいただけるお店。
今回は、そんなお店の紹介です。 

家の近く荻窪にも、いいお店があり、何度か行っています。
ここは銀座、ということもあり、色々なお客様がいらっしゃるようなので、これも楽しみです。 

すでに色々の本に紹介されているお店ですが、TVが決まりました。
7月8日、11:40~11:45。
 
TBS「お江戸粋いき」です。
 
5時間もの撮影だったのに、たった一分半の放映だとか。
ご主人、いささかショックだったみたいですが、そんなもんです、 世の中は。
TV放映されるだけで、すごい、と思わなきゃ。 
皆様、ご覧ください。




▲「佐人」
東京都中央区銀座6-11-14 アセンド銀座6丁目B1
Tel:03-5537-1245
11:00~20:00(日曜・祝日~18:00まで)
月・休み
お店は、松坂屋の裏。ビルの地下にあります。
 


▲店内は、こんな風になっています。地下なので、入るまで、どんな感じなのか、わかりません。が、寛げる空間になっています。カウンターとテーブル席。場所柄、和服の方も多い為、あらゆる箇所に心配りがされています。全てがゆったりした作りになっています。
 


▲メニューを見ると、色々な種類の茶葉が並んでいます。ところが、意外に知らないのです。コーヒーや紅茶ならどうでしょう?、少しはわかるはずです。自分の国のお茶をわからないなんて・・・。しっかりしよっ!



▲私は、「高千穂の釜煎り」を、友人は「金谷の石畳」を頼んでみました。日本茶は、ほとんどが蒸す製法で作られています。釜煎りとは、現在ごく僅かに九州などで行われている作り方で、中国緑茶のやり方です。熱い釜の中で、茶葉を手で煎り、発酵を止めます。煎っては冷まし、又煎っては冷まし、を4回繰り返すとか。大変な作業の為、これをする処は、無くなってきているそうです。
 


▲見てください。釜煎りの茶葉がクリクリしているのがわかりますか?普通の煎茶の葉は、ピンとしています。
 


▲釜煎りには、90度のお湯で。友人のは、80度。どちらも、お湯を注いで、砂時計をひっくり返します。1分経ちました。さぁ、一気に全部お茶碗に注いでしまいましょう。最後の一滴まで、しっかりとです。この一滴が美味しいんです。又、湯が残っていると、2煎目以降、美味しくなくなります。



▲両方とも、一煎目です。どうです、同じように淹れても、見た目の色も、こんなに異なります。勿論味も全然違います。家では、2種類淹れて飲み比べなど、まずしませんね。ですから比べることがあまりないですが、全然違うのがわかります。
 


▲和菓子以外におせんべいも洋菓子もあります。今回は、話が盛り上がり過ぎて、おせんべいをサービスしてくださいました。柴又「宮田屋」の物です。生醤油の香りが高く、シンプルですが、ギュと詰まった、しっかりしたおせんべい。子供の頃、よく食べていたタイプの物です。ここのご主人は、「入山せんべい」のご出身だそうです。どうりで!
 


▲カウンター内に立つ、ご主人佐々千尋さんです。ものすごいお話好きな方です。是非このお店では、ご主人との会話を楽しんでいただきたいです。自ら「ここは、おしゃべり喫茶」なんて、おっしゃっています。お茶の事もですが、銀座・京都のお店まで、色々紹介してくださいました。わざわざコピーまでくださいました。今度は「情報喫茶」になりました。そして最後は「報告喫茶」になるので、是非行って感想を、と。面白い方でした。

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