行ってきました

正しい北京家鴨(北京ダッグ)です。

コメント(2)

2007.01.12

日本の北京家鴨は、間違っている。
そんな思いから、オーナーの徐さんは、北京家鴨専門店を開いたのだそうです。

普通北京家鴨といえば、「皮だけを食べるもの」と、ほとんどの日本人は、思っていますよね。
実は私もそんな一人でした。
子供の頃から食べていたのは、まさしくそうでしたから。

実は中国では、肉も味わうものだそうです。
そして、他の部分も余すことなく利用する。
例えば、骨からスープを取ったり、水掻きだって、炒め物でいただきます。

ここは、北京に本店がある伝統あるお店の東京店です。
今回は新宿店に行きましたが、銀座にもあります。

「北京ダック」大好きです。
早速お昼に、行ってみました。




▲今日は、北京家鴨をたっぷり味わえる、5800円のコースをいただきますが、日替りランチは1050円。メインが2種付いた週替りランチは1575円と、気軽に利用することも可能です。
前菜盛り合わせです。家鴨の水掻きのマスタード和え。かなりマスタードが効いています。言われなければ、何なんだかわかりないかと。ただ偶然、昨年末に家鴨の舌の炒め物を食べました。その時と同じ匂いです。豚は醤油煮。丸いのも家鴨。芯に松の実が入っているようです。巻いて蒸したのでしょうか。これを中国で有名な「茅台酒(マオタイ酒)」に浸けてあります。ですから、とてもいい香がします。トマト・きゅうりの甘酢漬けもいいお味。くらげの和え物もとっても美味しい!めりはりのある一皿です。
 


▲次は、野菜と家鴨のスープです。勿論だしは家鴨です。穏やかな、とてもいい香りのスープです。春雨・豆腐・しめじ・レタス・そして、ピータン入りです。スープに入っているピータン、初めてです。
 


▲さて、いよいよ北京家鴨です。焼きたてを、このようにお客の前で切るのが、このお店のスタイルなんです。北京家鴨専門調理師さんによるプロの切り分けが堪能出来ます。見入ってしまいます。
北京ダックは、どのように作られるか?先ずは、内臓などを取り除く下処理をします。そして、お腹に空気を入れて膨らませます。そして熱湯をかけ、乾燥。そして、今度はお腹にスープを入れる。これを焼いていくのだそうです。この手間隙かかった作業こそが真の北京家鴨の作り方なんです。



▲さあ、基本的ないただき方、北京家鴨3種。初体験です。先ずは、脂が載っている胸の皮に、たっぷりのグラニュー糖をふりかけていただきます。宮廷の女性の間で流行ったいただき方なんだそうです。サクサク、パリパリ。なんとも言えない美味しさです。
 


▲次いでは、柔らかい胸肉です。ここのお店の自家製甜麺醤をつけていただきます。とてもジューシーで、さっぱりしています。
 


▲いよいよ皆様ご存知のいただき方です。見てください。これ全部巻いていただく物なんです。きゅうりに葱。大体、これしか出てこないですよね。「荷葉餅」という小麦粉で作られた、ご存知の皮。それだけでなく、胡麻ぱんもあります。人参と白菜の軸で作られた北京風キムチ。揚げたワンタン。野菜も葉っぱ・きゅうり・紅芯大根・葱・揚げたにんにくもあります。



▲見てください。皮だけでなく、こんなにお肉がついた家鴨なんです。初めの一枚は、甜麺醤を付けた肉を2~3枚と葱だけで味わいます。二枚目からはお好みで、色々な物を包んでいただきます。
皮のみでは体験したことのない感覚。ジワッーと肉の美味しさが広がります。一人に荷葉餅、たっぷり4枚づつもあるのです。ここでいただけば、家鴨の美味しさを再認識。北京家鴨の概念が根底から覆ります。
 


▲胡麻パンは、バーガー感覚です。。これ又いいんです。葉っぱを敷いて、甜麺醤をたっぷりつけた肉、きゅうりに紅芯大根・ワンタン・葱などなど。思いっきり色々な物を詰め込んで、大口開けて、いただきます。
 


▲ここまでで、もうお腹はいっぱいです。「もう食べられない。」と言いつつ、続いて出された北京風あんかけ手打ち麺もいただきます。これでは見えませんが、うどんのような感じの太い麺です。つゆも色が濃いのですが、それほど濃いわけでありませんでした。
最後は、酸味の効いた杏仁豆腐です。実にさっぱりしたもので、このコースに相応しい爽やか感のある〆です。

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コメント

  1. む~とん♪

    北京家鴨!
    僕の愛方の大好物ですが・・・この三種の食べ方は知りませんでした。
    時間も遅くまでやっているようなので、機会があれば利用してみたいです。

  2. さなえ

    むーとん♪さん
    ここのお店、楽しいですよ。
    北京家鴨、初めてこんな風にいただきました。
    私は、自分が気に入るとすぐ、色々な人を連れて行ってあげたくなります。
    次回は、誰と行こうかしら。
    行ったばっかりなのに、すでに、こんな風に思っています。

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