ついに行ってきました。
2006.07.13
嵐山の「吉兆」と言えば、知らない人はまずいません。
京都の方達も、憧れなお店なのではないでしょうか。
日本料理の名店です。
一度は行ってみたい、とは思うのですが、敷居が高く...。
いつかは行きたい、そんなお店の1件です。
そんな名店で、総料理長を務められていたのが、このお店のご主人です。
いやがうえに、期待が高まります。
店内撮影禁止の事は先に書きました。
以下、今回の内容を羅列いたします。
1.茶懐石スタイルですので、炊きたてのご飯と汁物、お向こうが載ったお敷きをご主人から頂戴します。
ご飯は、島根のにた米。丸でしたので、表千家のようです。
お汁は、八丁味噌仕立てで、白ずいきを束ねてあります。結び目を、芥子でチョコンと留めています。
お向こうは、焼茄子とずんだの交互重ねで、下には、だしゼリーが張られ、上から胡麻クリームがかけられています。上に針唐辛子が載っています
それと、小さな器には、とうがんのきんぴらが盛られています。
2.お造りは、それは見事です。2人分づつ盛られていますが、青竹を縦に割った物あり、ガラスありです。取り皿も「六兵衛」窯の物で、笹が描かれた素敵な物です。
明石の鯛の松皮造り。淡路の鱧は、焼霜作りで、上に梅肉とちり酢が載った物の2種。三重のゴマ鯖。近海物のマグロは、辛味大根のおろしを上に。ハラボは、塩焼きで。
付いてきたのは、塩酢のみ。醤油代わりは、たまり醤油と昆布をゼリー仕立てにした物で、さいころ大に切られて盛られています。
あしらいは、茗荷・大根・はすいも・長芋と月下美人の花びらです。知ってましたか、食べられるですね、はなびら。
3.煮物椀は、鮎豆腐・蓬めん・椎茸・真っ赤な伏見唐辛子です。
焼いた鮎を載せた豆腐は、新作だそうで、可愛く丸平たい形です。手前に緑の麺。上に椎茸と唐辛子です。蓋をとると、イタリアカラーで、思わずワールドカップを連想してしまいました。
4.奥出雲の黒毛和牛のたたきです。
タスマニアのマウンテンペッパーベリー?を刻んだ物が上に。ソースは抹茶で、新レンコンと焼いた鷹が峰唐辛子が添えられています。
5.箸休めは、新ゆりねの擂り流しです。
小さなステムの長いグラスに入って出されます。下がゆりねで、上は透明なゼリーになっているので、綺麗です。中には、デラウエアとゆりねが入っています。上には、ゆりねが1枚。梅肉がポトン、とアクセントになっています。
6.鮎の骨せんべい。
7.八寸です。
焼いた鮎・鮎のテリーヌは、黄身酢かけ・大徳寺納豆を詰めて蒸した小芋・鱧の子と肝は、胡麻油の香りがする和え物・サニーレタスを巻いた鴨ロースは、粒マスタードを載せて・桜のチップでスモークした卵焼き・加茂茄子の含め煮は、生クリーム入りの胡麻クリーム和え・さらさ海老・鯛の笹巻き寿司・山桃の実
8.強肴です。
境の鮑は、酒煎りで。明石の蛸の湯引きですおくらとろろと上に梅肉が。
9.ご飯は、蓋を開けると、上に刻んだ水菜です。
ここで、又茶懐石のスタイルに戻り、湯桶がグループごとに回ってきます。
お漬物は、きゅうり・大根・泉州の水茄子・ラディッシュです。
10.呉豆腐です。
豆乳を葛で練ったデザートですが、生のジュンサイが一緒です。これに丹波の黒豆のきなこと黒蜜がかかっています。
12.お抹茶です。
13.天草バンカンのゼリーは皮に流してカットした物。クリスタルゼリー・さくらんぼ・マンゴスティン。グレープフルーツ。
14.新生姜のシャーベット。
以上です。
最後の方、記憶が定かでない部分もあり、お許しください。
▲お店は、表札など一切ありません。夜、ようやく薄明かりに浮かぶ「未在」という文字に、ここがお店であることがわかるのです。実際、昼に前を通りましたが、わかりませんでした。円山公園の藤棚のまん前だ、と覚えてください。 |
▲入り口です。円山公園にとけこんで、あたかも1つの風景のようです。これからどんな展開が待っているのか、楽しみです。 |
▲ここは、他店と大きく異なる事がいくつかあります。 まずは、入店時間です。 5:30か7:00の2回に決められているのです。 そして、「必ず15分前には、いらしてください。」と予約の際に言われました。それは、いらしていただければわかるのですが、ここのお料理が茶懐石のスタイルをとっていることにあります。 |
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▲今回、お料理をいただいて、ビールを1杯。そしてお酒で24125円の支払いです。こんなに満足できて、このお値段です。このお店は2人からでないと入れません。ですので、付き合ってくれた友人達は、いつでも一緒に行くから、と言っています。 |
▲店内撮影禁止、と聞いていましたので、スケッチをするつもりで行きました。 が、あまりにもお料理が出てきて、食いしん坊の私としては、それどころではなくなりまして...。唯一、口にした物で写真が撮れた物です。最初に待合でいただいた梅酒です。日本酒ベースのさっぱりした物でした。献立は下に載せます。 |
▲最後は、このようにお見送りしてくださいます。どうですか、行きたくなるでしょう? |
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2007.05.10
2010.06.22