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萬年堂(飯田橋)

コメント(1)

2006.06.28

東京と京都。
和菓子の種類・色・形にも、違いがあります。 
とりわけ、関東で当たり前で、関西では珍しいのは、「練りきり」です。
関西の「こなし」と、見た目は似ていますが、全然異なる物です。 

ここのお店は、その練りきりが美味しいか、と思います。

実はここ、昔は京都の三条寺町にあったのです。 
東京遷都に伴い、明治の初めに東京に移転してきたのです。
現在は、銀座(新橋に近い所)にお店があります。 
飯田橋のここは、11代目のご次男がなさっているお店です。




▲お店は、JR飯田橋駅下車。もしくは、地下鉄飯田橋下車、C1出口をあがり、左にいってすぐ、大久保通り沿いにあります。日曜・祝日はお休みです。
 


▲「朝顔」
練りきりです。ピンクの朝顔の、中は黒のこし餡です。練りきりの場合、中餡は、白・黒、両方ありますが、黒が多いでしょうか。
 


▲「青梅」
外郎生地のものです。これは、中は白餡です。が、煮た梅の刻んだのが少し、混ぜ込んであります。



▲「夏椿」
今回は、これがとても気に入りました。道明寺で作られていますので、桜餅・椿餅同様、もちもちしています。この2つは、蜜でコーティングして仕上げますが、夏椿は、周りに粉をまぶしてあります。他に、氷餅をまぶして、仕上げることもあるそうです。
 


▲「あじさい」
なんで、紫陽花のお菓子は、ピンク系なのでしょう?、娘がそう言うのです。紫陽花は、やっぱり青系じゃなくっちゃ、と。でも考えると、お菓子では、あまりないですよね、青。ここのも、やっぱりピンク系で、きんとんです。白餡に、蒸した山の芋を混ぜ込んでありますので、なめらかで、風味がいいです。中餡は、黒のこし餡です。
 


▲「青楓」
夏らしい、涼しげなお菓子ですね。錦玉製です。冷やしていただきましょう。中心は白餡で、周りの寒天生地には、餡を少し、入れてあるそうです。



▲「水羊羹」
3種類あります。小豆・抹茶・杏です。これはこれで、美味しいです。が、私の中の水羊羹のナンバーワンは、だんとつ「桃林堂」の物です。東京でも、京都でも、色々食べてみました。美味しいのは沢山ありますが、桃林堂のみずみずしさ、と柔らかさが好きなのです。中々これ以上のに、出会えません。ここのは、流し缶に流し、カットしてありますので、しっかりしています。好みですね。
 


▲「萬年堂」と言えば、「御目出糖」です。我が家では、おめでたい事があると、これをお使い物にしています。餡に(たぶん)上用粉・もち粉などを加えて練り、そぼろにして、蒸してあります。もちもちした食感が、好きです。
 
 

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コメント

  1. カッコいい!興味をそそりますね(^m^)

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