京都は和食だけでなく、全ての食のレベルが高い気がしています。そしてどこもお店は、東京に比べたら小さく、その分親しみを持てるというか・・・。ここ「にしぶち飯店」さんも、そんな大好きなお店です。若い料理人さんが、頑張っておられるお店は、応援したくなります。西淵さんご夫妻と、厨房を担っている大重さんのコンビネーションの良さが、居心地をよりよくしています。

キンメの紹興酒漬けは、焙ったカマスと汲み上げ湯葉と共に。このお料理、ちょっと中華料理には見えませんね。

でもここは、中華を食べさせてくれるお店です。「焼き立てを食べて欲しい」と西淵さん。焼きあがったばかりの叉焼を切り分けています。

厨房にいらっしゃるので、中々お顔を拝見出来ませんが、大重さんです。しげちゃんのこの笑顔。いいですねぇ。絶対に美味しい物を食べさせてくれるでしょう。

温かいもち豚叉焼と、花山椒で炒めた白子を揚げた物。どちらも美味しい！これはもう、紹興酒でしょう。

メスの上海蟹と炊いて焼いたフカヒレ。どれだけ、豪華な組み合わせなのでしょうね。上湯スープ仕立てもいいですが、これも、とてもいいこと。

　　明石のワタリガニが、並びました。この後は、一体どうなるのでしょう？

蒸篭が出てきました。なんだろ？なんだろ？

ノド黒でした。さっと、蒸してあります。フワ～っとしています。かかっているタレでいただきます。

ホッキと帆立の炒め物。アスパラ・黄ニラ・銀杏と共に、素材を生かした、あっさりしたお味付け。

 

その後には、少しこってりした炒め物。京都牛とかいのみの豆鼓炒めです。

 

そして、お口直しの洋梨のシャーベットが出て、先ほどの蟹さん。春雨ッとともに煮込んであります。

 ごはんは、天津飯。でもただ者ではありません。なんと、栗ごはんなんです。しめじソースでいただきます。

 

デザートは、梨の擂り流し杏仁豆腐。これで終わりました。最後はお２人の笑顔に見送られて・・・、本当に、楽しい夕食でした。