カウンター７席の小さなお店です。
その為、ここを紹介してくださった方から「あくまでもＡで。」と言われております。
ごめんなさい。

この件に関して、ご主人に尋ねてみました。
「全然かまいませんよ。」と。
かえってＡの方が、皆様真剣に探そうとなさるそうです。
なるほど。

▲おまかせでお願いしました。この日札幌は、急に冷え込んだのだとか。町行く人々は、ショートコート姿。そのくらい寒いのです。 最初は、襟裳岬のつぶ貝と蛸をいただきます。やはり寒かろうとなんだろうが、「先ずビール」からです。		▲浜中町のうにを、日本海揚がりのヒラメでくるんであります。うにや芽ねぎが透けて、とても綺麗です。そのまんまいただきます。		▲ここでお酒に。やはり初めは北海道のお酒でいきます。「北の勝」 真鱈の白子は、もみじおろしとポンズ醤油でいただきます。これからどんどんいただけるので、楽しみです。下に入っているのは、芽かぶです。
▲真いかです。ごろで作られたたれでいただきます。東京だとイカは、生姜醤油でしょうか。北海道は、先日行った函館でもそうでしたが、ごろでいただきます。採れたてで新鮮だからこそなのでしょう。		▲ここで温かい、かにの茶碗蒸しが出されます。「下からすくって食べてください。」と言われたのですが、あっつ熱！ご存知猫舌の私、悪戦苦闘です。		▲ご主人、午年だそうです。お箸置きにもほら馬です。
▲ここで「はい、どうぞ」と手渡されたのはこちら。焙った帆立の海苔はさみです。帆立自体が、というよりも、海苔で挟んで食べる帆立が、とても好きなんです。ご主人は、写真で拝見していた時は、もっと怖い方なのかと思っていましたが、決してそんなことはなく、笑顔の可愛らしい方でした。		▲さきほどイカをいただいた、ごろで作られたたれを、酢飯にかけていただきます。これが又、美味しいのです。		▲正に旬の秋刀魚です。これ又、大好きな魚です。北海道で沢山揚がっているので、食べねば！の食材です。
▲ハタハタのいずしです。飯寿司、と書いていずし。初めに「大丈夫ですか？」と聞いてくださいました。琵琶湖の鮒寿司や石狩漬けなどは、意外に苦手なのですが、同じ発酵食品でも、これはとても美味しい！野菜と麹に漬けて作るそうです。難しいのは、魚の血抜きだそうで、水にさらして、しっかり抜くのだとか。お隣りの常連さんからも、色々教えていただきました。いずしは、子供の頃、お正月には普通に食べていたそうです。北海道の沿岸地域では、普通に作るのだとか。魚はキンキだったり、カレイだったり。本来は淡白な魚で作るのだそうですが、道東ではホッケなどでも作るそうです。		▲お酒もすごい名前「熊ころり」に。どれだけ強いのでしょうか？少々心配です。すけとう鱈の子の炊いたのがいい味付けです。		▲大間の向かい、松前揚がりの鮪です。その頭の肉をねぎ間にしてあります。塩・胡椒してありますので、そのまんまいただきます。
▲ここからは、お鮨になります。余計な説明はいたしません。網走のキンキを塩でいただきます。		▲ヒラメの昆布〆。そして、オオスケのずけです。皮目を焙って漬けています。誰かではありませんが「何も言えない！」		▲ホッキ貝。
▲常連さん曰く、ご主人は無口なそうなんです。「あんまりしゃべってくれないよな？」なんて、言われていました。「そうなのかしら？」ご自分から色々お話になるタイプではないようですが、沢山お話していただいたような。ご主人は北海道の出身で、北海道から出たことがないので、逆にお客様の話がとても参考になるそうです。		▲噴火湾揚がりの海老は、とても元気です。でもこの海老、弱いので、生きたままあまり流通しないとか。これに塩をし、酢橘を搾ってくださいます。卵が沢山。 鯖もいただいたと思います。 お酒は国稀をいただきます。		▲新いくらの醤油漬けをたっぷりかけて、堪能します。
▲牛肉のたたき。		▲穴子はつめでいただきます。		▲近海のすけとうだらで作ったたらこ。甘塩に漬けてあります。
▲毛かには、その味噌で和えて、しゃりの上にどかん！そのままいただきます。あっま～い！		▲最後はお味噌汁をいただきます。キンキと青さ海苔入り。堪能しました。いつも東京でいただくことを思うと、本当に良心的なお値段。驚きます。