夜は、初めてです。
2006.11.09
京都市北区上賀茂岡本町58
TEL:075-711-5136
12:00~ 18:30~
水・休み
日程上、中々夜に伺えなくて。
ですので、今日はとても楽しみでした。
いつも通り、地下鉄の北山駅から歩きましたが、暗かった~。
普通の家も沢山ある道なので、明るいだろう、と思っていたのですが、意外にもあまりライトが付いていなくて・・・。
これからは、益々暗くなりますので、お推めしません、歩くのは。
やっとたどり着いたお店には、すでにお客様が。
中から、楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
▲「こんばんは~」と声をかけると、秋山さんが笑顔で迎えてくれました。いつも通り、まず囲炉裏のある別室に案内されます。そして、かりん酒をお茶で割った物が出されます。 さて、今日の先付けは、太刀魚の南蛮漬けです。椎茸・りんごも酢漬けになっています。上の緑色のペーストは、唐辛子です。栗せんべいとトマピーのスライスが載っています。厨房の片隅に、なにやらです。太刀魚の骨を干しているのです。お皿の右にあるのが、これを油で揚げた、骨せんべいです。栗も骨もぱりぱりした食感が楽しいです。 |
▲お椀はいつも通り、しっかりした味付けになっています。ホウボウを葛たたきにした物と茹でた素麺。ホウボウ素麺です。人参は、紅葉の形になって、彩りを添えています。吸い口は、柚子です。 |
▲お造りのもり合わせです。右奥は、ツバスです。「?、ツバス...。」今日のは、明石産で、ハマチの小さいのをこう言うんだそうです。これを酢でサッと洗ってあります。大根おろしに山葵を混ぜた物が載っていますので、このままいただきます。ホッキ貝と皮を焙ってある明石の鯛は、酢橘をキュと絞って塩でいただきます。勿論お醤油でもいいのですが、こちらの方が、いいでしょうか。怒られそうですが、気に入ったのは、上に載っている人参の、この伸びやかさです。近所?の畑なのでしょう。適当に間引きしていい、と言われているようです。が、そろそろやめて、と言われたとか。からし菜も間引きした物です。これももう見られない・・・。 |
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▲ここの名物とも言える「黒米のおかゆ」です。お店開店当初からの定番メニューです。中々ユニークな料理です。黒米を1晩、水に浸けておき、そのまま擂り潰しているのだそうです。ですから米の原型はなしです。スプーンですくってみると、丸かったり、四角だったりと、色々な具が。そして口に入れれば、シャキシャキだったり、グニュグニュだったりと、楽しいのです。日によって変わるとか。お楽しみに!味は塩のみ。 |
▲蟹は、7日に初入荷だそうです。。初物は、ご祝儀相場でとんでもないお値段だったとか。私も初蟹です。添えは、美山の牛蒡です。これを味噌付けにしたものを、炭火で焙ってくれます。、豆腐も味噌漬けになっています。同じ味噌漬けでも、白味噌だったり、赤味噌だったりで、異なる風味です。ヤーコンの梅煮・赤こんにゃく・インゲンの和え物が器に。柚子釜の中には、た~っぷり蟹味噌です。蟹には、生姜酢がついていますが、そのままいただくのが、好きです。 |
▲ここで色も綺麗な、面白い焼き物です。鷹が峰唐辛子の中に詰め物をしてあります。「蓋(へた)を取って、こちら側から、かぶりついてください。」と秋山さん。中には、セロリの脇芽と炊いた牡蠣が詰まっています。プ~ンとセロリが香ります。同じ物でも、緑と熟した赤とでは、味わいが異なります。手前は天然鰻の白焼きです。 |
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▲炭火焼きの玉葱・小蕪・えりんぎ・松茸などが、葛でとじてあります。野菜の甘さ・旨みが餡に閉じ込められて、とてもいいです。こういう素朴なお料理は、お店で食べられそうで、食べられない物です。ここのお店のいいところは、こういう物をうまく取り入れている処です。 |
▲お鍋に入る葉物を秋山さんが、説明してくれています。今日は、鷹が峰の水菜・美山のあざみ菜・大原のちっちゃい菜の3種です。 |
▲最後は、お鍋です。沖縄の豚「アグー」かサワラのどちらかをチョイスします。私は、豚を選びました。豚の美味しさは、やっぱり脂身です。白くて綺麗です。3種の葉物は、香り高く、ほろ苦く、豚とよく合います。これをいただきながら、ご飯です。ここのご飯は、ホント美味しいのです。私がついついここに足を運んでしまうのは、一つには、これが理由です。土鍋で炊かれたご飯は、おこげが香ばしく最高! この後、フルーツが出されます。そして、部屋を移り、秋山さんのお手前で、お茶をいただきます。 |
2018.12.06
2007.08.02