行ってきました

「情熱大陸」後初のさ々木さん。―予約方法も改めて書いておきます。

コメント(7)

2009.09.23

京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町566-27
TEL:075-551-5000

ものすごい反響だったそうです。

13日、TV「情熱大陸」が放映されてから、お店の電話は鳴りっぱなし。
大変だったそうです。

視聴率も、この番組・6年放映中でベスト10入り。
どれだけの多くの方が、ご覧になったのでしょうか。

そりゃぁ、私の処にもメールが来るはずだわ。
「もしかして、出てた?」って。

「TVに参加していただいて、ありがとうございます。」 
奥様がそうおっしゃってくださったものだから、さぁ大変。
両隣りの方々が、それに反応。
皆さま、どれだけここを、そして佐々木さんを、愛しておられるのでしょうか。
全員、録画されていました。
当然「帰って見てみます。」となりました。




▲あまりにも問い合わせが多いようなので、改めて書いておきます。予約方法です。希望日の1ヵ月前の同じ日(行きたいのが10月1日だったら、9月1日)朝の9:00から、電話予約の受付開始です。
ここのお店は、ホームページもありませんので、この予約方法が、中々知れ渡っていないみたいなのです。万が一、電話すべき日がお休みの場合、その前日に受付開始です。でもこれ、お客にすればやっかいな話です。いつが休みなのか?中々わかりませんもの。通常は、日曜と第2月曜日です。 
さてと、ここは食事、6時30分に一斉にスタートします。私もいつも、10分前には必ず入店するようにしています。ですから遅れないでくださいね。カウンター17席。全員分のお皿が並び、盛りつけが始まります。お客様と軽く会話しながらも、佐々木さんの手は、止まることはなく、ひっきりなしに動いています。
 


▲先附けは、秋らしく菊を寄せた、華やかなお皿です。下には、豆腐で作った酢の効いたソースです。焙った帆立・ぶどう海老・ずいき・菊の花びら・おくらが、綺麗に盛られています。崩すの、もったいないのですが、ぐちゃぐちゃに混ぜていただきます。
 


▲今が一番、実は美味しいいくらです。北海道・根室の新物の醤油漬けです。口に入れれば、すぐにわかります。皮が薄くて、とっても柔らか。下にごはんがありますが、混ぜないで、そのものだけを「ざんぐり」といきます。上には、細かく刻んだ長芋です。



▲今回は、この方の笑顔を中心に?読者の方々からの、たっての希望。木田さんのお姿。写真が少ないと、必ずクレームが来るのです。どれだけファンが多いんだか!でもね、この笑顔があるとないとでは、安心感が全然違うの。ここのお店には、欠かせない存在です。
 


▲お椀が出される間にも、佐々木さんの仕事は着々と。さくの鯛をぶつ切りにしています。
 


▲大量のわさびを混ぜ込んでいます。手前にあるタオルが、写真撮るのに綺麗じゃないの。めっちゃ邪魔。思わず「タオル、邪魔!」と叫んでしまった・・・。



▲ジュワ~っと、酢橘を搾ります。
 


▲お椀は、今の時季だけの贅沢、鱧・松茸です。韓国の鱧と北朝鮮の松茸という組み合わせ。京都では夕焼け、1年で今の時季が一番長くて綺麗なそうです。ということで、お椀の蓋裏には、東山の夕景です。
 


▲木田さんが、お酒を注いでくださいます。



▲選んでいただいたのは、福井のお酒「白岳仙」です。純米ひやおろし。
 


▲お向です。奥の器には、牛肉いちぼのたたきです。染めおろしでいただきます。先ほどの山葵和えになった、昆布〆した大分の鯛。こちらは、煎り酒でいただきます。淡路「ゆら」の鯖は、塩をして1晩寝かせ、酢で〆ること5分。醤油・酢橘の加減醤油でいただきます。あまりにもいい物だったので、「全部こうた。」そうです。この日のとろのお寿司は、塩釜揚がり。246kg物です。
 


▲更にお寿司が2貫、続きます。3箇所回りながら、握っていきます。



▲和歌山・勝浦の戻り鰹。
 


▲うに握り中。これは、私好みの写真です。動きがあるものが好き。
 


▲青森・大間のうにです。「まぼろしのうに」と言われるムラサキウニ。本当に大粒でびっくり。でも粒子は細かくて、蕩けます。久々に入ったそうですが、もうそろそろ終わりですね。



▲続いては、私の定番?「飛露喜」です。横井さんが、サービスしてくださいます。
 


▲鮎が2尾。子を持つと、栄養は全部そちらにいくものです。そして、骨も堅くなる。だから焼いても、全然美味しくはないのです。ということで、今回は揚げたもの。ここのお店では、もち粉をまぶして揚げています。お腹がはちきれんばかりにパチパチなの、おわかりでしょう?
 


▲あゆみちゃんが、「はぃ」と手渡ししてくれた熊本の新銀杏。出来たてなので、美味しいこと。



▲もうすぐ禁漁になるので、最後でしょうか、鮑。蒸しています。鮑は大きさではなく、肉が厚いことが重要。そして蒸し時間も、3時間だというのが、ポイントなんです。
 


▲そして生肝は、酢と醤油に漬いています、
 


▲佐々木さん曰く「骨壺」で、コトコト3時間蒸しあげているのです。すかさず「見せて。」中には、こんな物が入っているんですよ。



▲もう少しお酒です。これも好きなんです。「満寿泉」の無ろ過。
 


▲ここで、新作料理が登場です。熱々に蒸しあがった伊勢の伊勢海老。秋茄子と一緒に胡麻味噌スープでいただきます。脳味噌がコクを出しています。
 


▲13年目に入って初めて試してみた、という白ごはん。聞かされてはいたものの・・・。「うぅ~ん。どうなんだろうか?」ここにいらっしゃる方お客様は、やはり炊き込みごはんを期待しているのでは。実は先日、予約が初めて取れて、楽しみに行った知り合いが、本当にがっかりしておりました。その気持ちは、よくわかります。私は、初めていただく白米だったので、「ふ~ん、こういう風に出すんだ。」などと、いい体験出来たのだけど。初めて来て白ごはんは、それはもう・・・、期待が大きいだけにしんどいかも。



▲コースって、難しい。途中がどんなにいいお料理でも、最終的な印象は、終盤の物になりがちです。デザートも、これはこれでいいのだけれど、白ごはんにするのだったら、もう少しインパクトのある物でないと、がっかりされるかも。たった1日を、楽しみにいらっしゃるのだから、難しいですね。
 
 

 

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コメント

  1. 白いご飯、ホントにガッカリでした~(笑)
    翌日の秋山さんのご飯、とっても美味しく感じました。
    新米の季節が終わったら混ぜご飯、復活されるのでしょうか?
    “最終的な印象は、終盤の物になりがち”、確かにそうですよね。
    初訪問だったので期待が大きすぎて、色々ションボリでした^^;
    一度で判断も出来ないので、混ぜご飯が復活したらリベンジしてみようと思っています。

  2. さなえ

    aniaさん
    もう混ぜご飯になりました。
    運が悪かった・・・。
    ほんの一瞬だったみたいです。
    長い目で見たら、よかったになることを祈りつつ。
    色々気になる点が多々、とおっしゃっていたけれど、このスタイルは、変わることがないのを踏まえて、是非もう一度いらしてみてください。

  3. 私もやっとさ々木さんデビューできました。
    自力では無理だったので、NHK文化センターの「京都美味案内」の講座に参加して行って来ました。
    さなえさんがおっしゃってたように、佐々木さんの雰囲気が楽しい食事でした^^

  4. さなえ

    あつ子さん
    デビュー出来たんですね。
    よかったぁ。
    料理の内容、拝見いたしました。
    基本的には、昼のコースだったんですね。
    次回は是非、夜を体験していただきたいです。
    キャンセルが出ることもあるので、それ待ちも、意外に有効です。

  5. たまい ゆうこ

    ほんじつ 魔法のレストラン カリスマ料理人を、みて
    ぜひ 訪れたくなりました。
     おいしそうかつ おもしろ パフォーマンスで
    体験してみたいです。
      よろしく

  6. さなえ

    たまい ゆうこさん
    東京では「魔法のレストラン」の放映はないもので、どんな内容だったのか?
    楽しませてくれるお店です。
    是非予約なさって、いらしてみてください。
    私のお薦めは、夜のコース料理です。

  7. 辻川 文子

    是非とも、お伺いしたいです。私も奈良県民ですので、桜井市は、三輪神宮には毎月お参りしております。

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