とても感じが良かったです。
2009.05.30
京都市中京区新町室町の間六角上る了頓図子町475-10
TEL:075-211-9105
ほんのちょっとの事が、きっかけです。
私がここに来ようと思ったのは。
2日前、私はここの斜め向かいのイタリアンに行きました。
食事を終え、私がお店を出た時、ちょうどこちらのご主人が、お客様を送りに出ておられました。
それはそれは丁寧に、長い間お客様の後ろ姿を見送っていらっしゃいました。
で、「行こう。」
この日もずっと、露地を曲がるまで、私の後ろ姿を見送ってくださっていました。
▲間口の狭い、京都らしい造りのお店です。 |
▲東京にはあまりないせいか、こういう細い長いアプローチに、めちゃくちゃ弱いのです。辿り着くまで、わくわくします。こちら、靴を脱いで上がるスタイルです。L字の7席のカウンターに、お二階には、たぶんお部屋? |
▲お昼5000円をいただきます。鮑の形の器には、トリガイ・平貝の焙り・鮑の柔らか煮。そしてオレンジ・うるい・おくらに土佐酢のジュレがかかっています。う~ぅん。個人的には、オレンジがいまいち、全体に馴染めきれていない感が。 |
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▲お椀は、対馬のグジと自家製胡麻豆腐に、旬のじゅんさい。季節が移っているのを感じる食材です。柚子がほのかに香って、美味しくいただきました。 |
▲お造りは、ご出身の「修伯」スタイルのようです。色々な種類が少しづつ、お皿に点在。氷見のコシビ。北海道の甘海老・長崎の剣先イカと根室のうに。ピンクソルトで。淡路のメイタカレイ・淡路の活け鰺と梅肉醤油のサラダ仕立ての水茄子。長崎のイサキは、皮が美味しいので、焙ってあります。 |
▲太刀魚のあんかけです。上には、新小芋のペーストです。ねっとりとしています。これを絡めていただきます。 |
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▲中にはこんなに色々入っています。たいのこ・揚げた粟麩・ブロッコリー。 |
▲淡路の天然スズキの油焼きです。賀茂茄子は素揚げし、胡桃田楽にしてあります。 |
▲そして、新蓮根のごはんです。薄くスライスされたレンコンが沢山。上には千葉のとろ金目の焙りが載っています。別々にいただいても、崩して身を混ぜ込むようにしても、美味しい。レンコンは、軽く湯がいたものを、初めから炊き込んでいるそうです。 |
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▲デザートは、色々。好きな物を選んでいただきます。勿論全種類でもOKです。この日は5種類でした。ココナッツゼリーに抹茶のシャーベット。黒蜜がかかっています。さっぱりして、いい口直しです。 |
▲ミルフィーユは、林檎のコンポートとレアチーズクリームと。これがこの日の一番人気でしたよ。 |
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2009.11.29
2018.10.13
随所に修伯さんが感じられますね。
修伯さん、まだ数年しかお店を構えていらっしゃらないのに次々とお弟子さんが旅立ちスタイルを継承している
良い事ですね。
私も初めて祇園の割烹に伺った時に御主人のお客様へのお見送りに恐縮致しました。
京都のおもてなし文化、
余裕の無い時勢では特に素晴しいと思います。
以前は焼酎バーかなんかだったんですよね。
ご主人お若いですがさすがに「まる多」さんで修業され、「修伯」さんにもおられた方ですのでお料理はよいですよね。
私が行ったのは開店当初だったこともあり、リーズナブルな「修伯」さんって感じでしたが、最近のお料理はいかがでしたか?
だんだん独自色も出てくるんじゃないかと思ってましたがどうでしょう?
タァータさん
厳しいいい方をすれば、料理人さんは、美味しいお料理を作るのは、当たり前のこと。
その次はじゃ、何?
私はいかに人を育てられるか、だと思っています。
これは又、料理するのとは別の能力でしょうけど。
その点で言えば、吉田さんはすごいと思います。
そして独立した側は、独立後、+いかに自分のスタイルを確立するかでしょね。
こちらもご主人はお若いので、先が楽しみです。
Ryoさん
祇園界隈ではなく、色々な場所にお店が出来てきて面白いですね。
東京だったら、こんな形の土地はお店としてはいまいちなのだけれど、京都では、らしくて逆にいい感じです。
用は活かし方なんでしょうけれど。
お料理の方は、修業先のどこを継承して、どういう路線で行くか。
しっかり打ち出すことが大切ですね。
もっと「らしさ」が欲しいかな。
お若いからこれからどんどん変化していくのだと思います。
とても楽しみ。
今度は夜に伺ってみたいと思っています。