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湯宿 草菴の夕食

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2008.06.17

旅館の食事は、難しいのだろうなぁ、と思うのです。
宿泊客は年齢も様々なので、そのどれにも対応しなければならない、という立場です。
食事だけが目的では無いとは言え、やはり期待は高いでしょうし。
どのように応えていこうとしているのでしょうか?

ここは境港からのい魚が入ります。
そして肉も出雲和牛が。
お米も仁多米という美味しい物が取れます。
そして私が今回廻った山には、レベルの高い木次の牛乳とチーズがあります。
飲み物も賞を取り、注目されている奥出雲ワイン。
日本酒も色々揃っているのです。
実は食の宝庫なのです。

今回いただいた限りでは、味は悪くありませんでしたが、まだまだ独自性が出せそうに思いました。
おりしも、「三ヶ月前に東京から来たんです。」と若いご主人。
こちらのお嬢様とご結婚なさって、「骨を埋める覚悟で来ました。」とのことでした。
私が同じ杉並区在、そして住所も近くであることを、宿帳を見て知り、「懐かしくて。」と声をかけてくださいました。

若い2人の力に期待、そして応援していますよ。




▲初めは、季節の前菜5種です。りんごベースの前菜酒・かますの焼霜とじゃがいもそうめん・とうみょうの胡麻和えと若布ジュレ・筍のアボカド和えとプティトマト・牛乳きなこ豆腐とクコの実など。
 


▲擂り流しにしたとうもろこしの茶碗蒸しです。中にはやはり、入っていました春雨。この辺りでは当たり前のように入っているのが、面白くって。でもすごくよく合うのです。
 


▲お造りは、旬の魚5種盛りです。サザエ・車海老・トロ・鯛・スズキ。内容に特別変わったところはありませんが、お醤油が違います。この辺りのは、甘い。どろっとして、とにかく甘めなんです。大分に行った時もそうでしたが、ここのものの方がどろっとしているのかもしれません。



▲焼き物は、ノドグロの塩焼きです。
お酒をいただきます。平田の酒「やまさん正宗」とか。
 


▲伊勢海老です。好みでこのままでも、鍋でしゃぶしゃぶしてもOKです。筒型の器には、味噌で和えたものです。
 


▲豚のしゃぶしゃぶ鍋なのですが、野菜たっぷりです。こちらの宿には、畑もあります。ここで採れた物もあるのでしょうか?



▲揚げ物は、蚕豆と海老のあられ揚げです。じゃこのかきあげ。長芋・茗荷のど。カレー塩でいただきます。
 


▲煮物椀は、道明寺粉とぜんまいを油揚げで巻いたもの。そして鯛をほうれんそうの茶巾で包んだもの。岩のりが、シャキシャキと、いい感じです。出雲では、お雑煮にも入るんです、岩のりが。
 


▲洋皿は、色々な盛り合わせになっています。松江に入った鯨のたたき・葱ソース。島根の和牛ステーキ。鮑のバター焼き。生ハムサラダには土佐酢ジュレ。少しづつ色んな種類がいただけて、楽しいです。黄色いソースはかぼちゃです。



▲蒸し物です。実はなんだったか・・・、覚えていません。いただいたお品書きを見ると、海老と筍のレンコン蒸し湯葉あんかけ、とあります。
 


▲赤だしは、なめこ。そして鯛の炊き込みごはんです。
 


▲デザートは、マンゴムースです。

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