この日（１２日）、私はくたくたでした。
朝からお茶席用の料理の手伝いをし、そのままお席に。　　
４時間、お茶室で過ごしました。
その後、垂井を後にし、京都入りしました。

こんな時駆け込むのは、ここしかありません。
居心地が良くて美味しい！
勿論、前もって電話予約は入れておきましたよ。

いつ伺っても満席です。

▲生ビールを飲みながらいただくのは、せり・みつば・独活の白酢和えです。上には、かにととびっこが載っています。一口いただくだけで、ホッとします。久しぶりに、精神的にも肉体的にも、本当に疲れた日です。ここのお料理で、生き返ります。おおげさでもなんでもなく、本当にそうなんです。岡田さん初め皆が、いつも笑顔で、温かく迎えてくださるからも大きいです。		▲食べたい物、さよりと桜蒸しだけを伝え、後は適当にお任せしました。思考力ゼロの私を見て、「５品ぐらいにしときましょうかね」、と岡田さん。この方に任せておけば、間違いなしです。お願いしたさよりは、お造りになって登場です。私が春らしさを、一番感じる魚でしょうか。他には、トロとヒラメです。お酒もお任せです。いつも色々な物を出してくださいます。滋賀・八日市の「喜楽長・あらばしり」を選んでいただきました。		▲何だかどうしても、これがいただきたかった、アマダイの桜蒸しです。どうしてなのか？自分でもわかりません。勿論満足しましたが。アマダイの上に、餡の入っていない桜餅（道明寺粉制）が載っている物です。うすい豆や蕗なども入っています。桜の香りが春を感じさせてくれるお料理です。
▲ホタルイカも黒板にお推め、として書かれています。大好きな茗荷と共に、生姜でいただくので、さきほどのお造りとは又変った味わいで、さっぱりといただけます。		▲次のお酒は「黒龍・火いら寿」生酒です。黒龍は、本当にどれをいただいても美味しいです。生・無ろ過などのお酒が好みなので、ちゃんと用意してくださっていました。		▲野菜サラダです。春になるといつも登場する品です。本来は、揚げた桜の葉がこの上に載っているのです。先ほど桜蒸しをお願いしているので、無しで出してくださったとか。グレープフルーツの酸味なので、爽やかです。野菜は、菜の花・うるい・筍・独活・トマト・一寸豆など、春満載です。
▲「これ、どうですか？」岡田さんが出してくださったのは、赤貝の肝の炊いた物です。あんまり美味しくて、この喜びは１人ではもったいない？思わずお隣りの方に、おすそ分けしてしまいました。お酒が益々進んでしまいそうです。でもこれ、いつもいただけるわけではありません。運がよくないと、お目にかかれないのです。		▲蛤の小鍋仕立てです。器、凝っています。鮑の形になっているんです。大きな蛤だけでなく、せり・大根・飛龍頭も入っています。いいお味で、温まります。別にポン酢を出していただいています。蛤は、好みでこれをつけていただきます。		▲「まだいけますか？」本来の元気が戻って来たのを察して？声かけをしてくださいます。そして、好きな穴子を焼いてくださいました。何にも言わなくても、好きな物が出てくる、って幸せですね。勿論◎です。でもそれ以上？に気に入ってしまったのが、うすい豆の方です。実は私、この食材があまり好きではないのです。さらにこの調理法もなんです。にも拘わらずです。いかに良かったかです。ほんのり桜の香りがしています。葉を一緒に炊いたようで、桜の香りがほんのりとして・・・、こういうちょっとした処までに心配りが行き届いていて、好きです。
▲長いもがシャキシャキ・ウニがねっとり。かかっているあんとよく合っています。花穂しそがアクセントになっています。私、ここのお店では学ぶ事が沢山あります。ちょっとした心遣い・素材の使い方などなど。勉強になります。器もとても楽しい物です。私はここの器、好きですね。遊び心もあって、楽しい。これも笑えます。だってお店の皆が、「どれが正面でしょうね？」って。		▲またまた黒龍をいただきます。今度は「吟十八」です。生酒です。これ、すごく良くって、進んでしまいます。どこが不調？完全復活していますね。		▲お待ちかね、蓑さん登場です。この笑顔のファン、多いのでは？今日のデザートは何かしら？毎回楽しみです。桜のシャーベット・ティラミスなど、色々な種類の物が盛りあわされています。お腹いっぱいになって、いただかないで帰る時もありますが、いつも必ず後悔します。