行ってきました

京都のすごさを痛感します。

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2008.02.22

京都市東山区四条花見小路東入る祇園北側279-7
TEL:075-525-0768

友人達との初めての夕食です。
実は今日、「じき宮沢」の宮澤さんもいらっしゃる。 
難波さんからうかがっていました。
私達が着いた時、もうご夫妻はいらしていました。
難波さんの前にお座りでしたので、私は一番遠く離れた席に着きました。
せっかくプライベートでいらっしゃるのです。
お邪魔しないように!

皆様も、どこかのお店で、私と同じような場面に出会ったら、そっとしてあげましょうね。
それが心遣いかと。




▲今日は久しぶりに夕食です。コースは何種類かありますが、今回は12000円のコースです。
伊勢海老の酒盗和えです。黒茸は、酒煎りしてあります。おろした柚子がとてもいい香りです。刻むより、おろしですね。飾りは、お尻尾!赤いから、丁度いいアクセントです。
いつも通りビールから始めましたが、もうお酒が欲しいお料理です。じゃ、いきなりお酒!にはならないのです。
 


▲ここのお椀は、本当に美味しいです。友人達も一口いただいて、声上げていました。大絶賛です。これだけ同じ時期に、色々和食のお店でお椀をいただいていると、大体似たような物が出てきます。ところがここのお店は、予測を裏切られる事多々。これが又楽しくって!今日も蕪の葛豆腐です。みぞれじゃ、普通でしょう?とても柔らかで、プルプル。蕪の味もしっかり生きています。上にはほぐした蟹の身。間引き菜と、梅麩です。張り地は、生姜が効いているので、とても温まります。もし一品料理を注文出来るお店なら、必ず頼みますよ、お椀は。
 


▲お向うも季節入り乱れです。いかにも春らしいサヨリに、冬の魚の代表ブリ。もうすぐ無くなってしまいそうで、今のうちにたらふく食べておかねば、のブリ。辛味大根でいただけば、脂も和らいで、いくらでもいけそうです。他にとろと、手前には、平目の肝です。(ちなみに、もうお酒にしていますよ)



▲サンドウイッチ。と言ってもパンではなくタイラギでです。中に挟まれているのがこれまた豪華。ウニなんです。タイラギ、時々出てきますが、こんなに沢山いただくことって、あんまりないかも。
 


▲八寸です。ふきのとうの蓋物の中身、キスの塩辛です。何かと思いました。真ん中の小さな器には、うるいと蛤の和え物です。右手前のお皿は、盛り沢山なんです、蒸し鮑・いいだこ・焚いた筍。実に色々な食材が、異なる調理をされて盛られています。いただくのは、実に楽しいですが、作るのは、大変だわぁ。
 


▲グジの塩焼き3人分です。ほとんど1人で来ていますので、こんな風に出てくるのは、初めてかも。うろこがぱりぱりに焼けていて、香ばしい。わさび菜のお浸しが添えられています。



▲梅の器、よく見ると前回のとは、微妙な柄違いです。器好きのご主人だからこそ、随所ずいしょに、気配りを感じます。私も器大好きなので、微妙な変化に気づいてもらえないと、寂しくなります。お料理は、白子のムースです。上には春を感じさせてくれる野菜が沢山。彩りも綺麗です。難波さんは、葛を寄せたり、ムースだったり、ババロアもそう、実に上手です。(プロに対して、失礼ですね)でも、本当に上手なんですもの。固さといい滑らかさといい、私好みです。
 


▲すっぽんのお鍋です。ぐつぐつ煮えたぎっています。入っている葱。今は玄琢葱です。ちょっと前には、下仁田葱だったそうですが、今はこちらの方が美味しいとか。コラーゲン、満載のお鍋をいただきながら、全員不安に。効くかしら?明日プルプルになっているかしら?
 


▲ごはんは薄い豆です。東京では、グリンピースごはんですね。刻んだ細かい生姜入り。



▲デザートは、メロン・苺・コンポートになったフランボワーズ。バニラアイスにゼリーかけです。フランボワーズの汁もかけられています。「祇園おかだ」さんのと、ここのデザート。これだけを食べにも来たいです。
 


▲和菓子とお薄が続きます。開店以来、難波さんを支えてきた岡田さん。今日の和菓子は彼の作です。久しぶりに作ったとかで、ご本人は少々不満足のようですが・・・。
 


▲「未開紅」です。咲きかけの梅の花を表した、有名な和菓子です。中は粒あんです。艶やかな赤。美味しいですよ~! 

 

▲本日の酒器のご紹介です。おそらくリキュール用のセットなのでしょう。勿論アンティークです。
 


▲そして、時々登場するこちら。今回これ「河童みたいにも見える。」なんて、言われてしまいました。
そう言えば、ね。
 


▲写真のカットが自由になって、ようやくご覧いただける、不思議な通路。石庭の上を歩いて行くと、先には、お化粧室です。

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