行ってきました

ここも初めてです。

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2006.10.14

京都市東山区新門前通大和大路東入西之町227-3
TEL:075-561-8024

「唐長」さんの、京唐紙が店内のいたる所に貼られています。  
カウンターと目の前にある収納には、色違いの柄です。
天井には、これまた鮮やかなブルーの柄です。
見ごたえがあります。
「汚れないかしら?」
余計な心配?

ご主人は、「美濃幸」「萬亀楼」「梁山泊」など、名だたるお店にいらした方です。
今日のお客様の中には、昔一緒に働いていた仲居さん達(かなり、お年かと思われます)がいらっしゃいました。
ああでもない、こうでもない、と世間話に花が咲きます。
ご主人は、ニコニコしながら、お話していらっしゃいます。
伺えば、なんとご主人18歳の時からのお付き合いなのだそうです。
今でも、こうして来てくださっている。
これだけで、ご主人のお人柄がわかる、というものです。




▲お店が面している新門町通りは、比較的人通りが少ない所です。それだから出来るのでしょう。今日は、戸を開け放しにしています。それでも、静かです。風がここから、お店の奥にある庭に向かって吹き抜けていきます。風を感じるお店です。
 


▲店内から、外を見た所です。あまりにも美しいので、撮ってみました。雰囲気のある入り口です。
 


▲先付けは、ペーストにした豆腐に、これ又ペーストにした胡麻を混ぜてあります。ここにとんぶりも入っています。この上に、近江八幡の赤こんにゃく・煎り銀杏・揚げた栗・そして、更にパリパリに揚げた栗せんべいが散らしてあります。器も「いちょう」、と秋らしくなっています。



▲お造りは、天然のブリです。手前には、生湯葉です。右手前は、ヤーコンです。南米産の野菜です。生で食べたり、漬物などにもするようです。いただくと、梨のような味がします。
 


▲炊いた海老芋のきのこあんです。具は他に、揚げた粟麩・揚げた万願寺が入っています。目の前で、ご主人があんを作っておられます。茸を沢山入れて、水菜を散らして出来上がり。このあつあつがたっぷりかかります。上に載った、おろし生姜がいい香りです。体が温まります。
 


▲焼き物は、サワラの西京漬けです。手前のお浸し、綺麗でしょう?赤・黄の菊と、モロヘイヤです。



▲白海老のかき揚げと、海老しんじょ。2種の揚げ物です。
 


▲見てください。ご飯の上には、こんなにじゃこが載っています。ふんわりと、生っぽいのは、自家製だからこそです。はんぱでない量に、嬉しくなります。
 


▲最後のクリームブリュレも、手作りです。ほんの一口ですが、甘い物は嬉しいです。そして、コーヒーが出されます。奥様は、コーヒーが大好きとか。どうしても、食事の最後には、出したい、と思われたのだそうです。カップもジノリなど、可愛い物が揃っています。

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コメント

  1. 大塚

    はじめまして。こちらのHP、いつも楽しく拝見しております。今夏の京都旅行の際にも、大変参考にさせて頂きました。
    で、ぜひさ々木さんに行ってみたい!と思ったのですが、やはり予約が取れず….。偶然知ったこちら、陶然亭さんに伺ったところ、期待以上にお料理も雰囲気も素晴らしく、楽しい祇園の夜になりました。
    そのお店がこうしてこちらのHPで取り上げられたのは、自分の選択を誉めてもらったようで、何か不思議でうれしい気持ちです。
    これからも京都の情緒をたっぷり届けてくださる更新、楽しみにしております。

  2. さなえ

    いつも見てくださっているのですか、ありがとうございます。
    私の書いた物が、少しでもお役にたてているのか、と思うととても嬉しいです。
    そうですか、よかったのですね。
    確かに、こちらいい感じのお店ですよね。
    居心地がいい、と言うか、温かさが感じられますもの。
    これからも、いらしたお店の情報など、どんどん書き込んでくださいね。
    又コメントお待ちしています。

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