お茶屋さんがやっていらっゃる「味ふくしま」さんへ
2014.10.27
京都市東山区祇園町南側570 TEL:075-561-4848
祇園南側、大変に雰囲気のある場所にあるお茶屋「福嶋」さん。ここの1階にあるのが、この日伺った「味ふくしま」さんです。
「こんばんは」
靴を脱いで上がります。玄関すぐ横、左側の障子のあるところがお店です。カウンターになっています。奥にはお部屋がいくつかあるそうです。
お昼もやっておられるようですが、伺ったのは夜です。この付近の雰囲気は、やはり夜に限ります。
はじめは、季節の柿と春菊の白和えです。柿のほんのりした甘さに、ほっとします。
お月様かと思いきや、舟なのだそうです。1つ1つ手が込んだ物がちょこちょこ。和食ならではの魅力です。鰻八幡巻・アワビの肝酢・だだちゃ豆・煎り銀杏・竜飛巻・丸十・鴨ロース。
お椀はノドグロと松茸です。
カウンターに立つのは、宮脇雅也さんです。接客も大変お上手で、盛り上がりました。
お造りです。まずは、サワラを辛味大根とポン酢で。
もう1つは、淡路島のタイです。とろろこんぶで〆ているそうです。
グジの丹波蒸し。栗がご覧の通り、たっぷり。山葵を溶いて、いただきます。
温かいいくらのお寿司。
子持ち鮎のから揚げ。
蒸した無花果には、胡麻ソースがかかっています。
そしてさっぱりと、毛カニ・湯葉・そうめんかぼちゃは、酢橘の加減酢がかかっています。
ごはんは、ぐじと松茸です。いろんなお話しながら、充実した楽しい食事でした。
普段は入ることなど中々ない、お茶屋さんです。こちらは、決して敷居が高いわけではなく、予想以上の居心地の良さ。是非いらしてみてください。
ここで、サプライズ。そうです、ここは祇園のお茶屋さんでした。お仕事を終えて、帰っていらした紫乃さんが、ごあいさつにと、顔を出してくださいました。舞妓さんは、可愛らしいですね。これからまだお仕事があるそうで、大変です。
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