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イタリアガストロノミツアー 2013 シチリア島西部ー⑥ マルサラ酒の醸造元へ

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2013.10.10

マルサラ酒の醸造元「Cantina Bartoli」(カンティーナ・デ・バルトリ)を訪ねました。

18世紀 イギリス人ウッドハウスが、ここマルサラで飲んだ白ワインに感激し、イギリスに持ち帰る為、アルコールを添加したところ、帰った時にはとても美味しいお酒になっていたというのが、マルサラ酒の始まりです。

マデラ酒に似ていると評価され、1900年代 イギリス軍の間に広まっていきました。

1960~70年くらいには、生産者も50くらいに増えました。

けれどもコーヒー・フルーツ風味なども現れて価値が下がり衰退。

それではいけない、まじめに作り直そうと、1人の生産者が取りくみ始めました。

その生産者が、こちらの方です。

そのかいもあり、現在では世界に誇れるお酒に戻ってきています。

工場生産では、葡萄畑とワイン造りは別々のことが多々ですが、こちらでは、「両方一緒にするのが大切」という意識があり、これを実行されています。

 

「どれだけうまく酸化させてあげるか?」が、マルサラ酒を作るポイントです。その為貯蔵庫は、気候・温度が影響するよう、屋根は瓦だけで、窓もあけっぱなしという状態です。3段積になっていますが、1番下が、年数が経っているいる物です。高い方が、酸化が早いのだそうです。

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どれだけ大きな樽だか、おわかりでしょう?中はめいっぱい入っているのではなく80%くらいだそうです。酸化を促す為、余白を取っていると説明を受けました。DSC_0244_R

 

1階に貯蔵されているのは、30年までの物。それ以上の樽は、地下に移され保存されています。

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葡萄の収穫は全て、手作業でなされています。品種は、土着品種「グリッロ」のみを使っています。こちらでは、マルサラ酒の他に、ワインも作っておられます。

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いよいよテイスティングです。

スプマンテ・白・酒精強化していないマルサラ酒・酒精強化しているマルサラ酒・1987年のマルサラなど、色々楽しみました。特に最後の品は、普通のテイスティングには、出さないそうです。

ここまではあくまで、テイスティングです。調子に乗って飲んではいけません。これから、ランチをいただくんですから。

マルサラワイナリー_R

どれも皆美味しかったランチ。大粒のオリーブ、美味!

 

マルサラワイナリー コラージュ用_R

 

 

コラージュ用2_R

 


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