さろん木々イベント

滋賀「月心寺」で、精進料理をいただきます。

コメント(6)

2010.08.05

前から企画していたものの、日程が中々うまくいかず、のびのびに。
そんなことが数度あった為、余計にこの日が待ち遠しかったのです。

総勢16名。
冷房のない中、汗をタラタラ流しながらの食事も又、楽しいひとときでした。




▲最寄りの駅は、大谷駅です。
 


▲「月心寺の精進料理をいただいてみたい。」ところがこちらは、10名以上の予約がないとダメ。では皆で行こう!この日は16名になりました。
 


▲入口は、普通のお宅の玄関のようです。全くもって、お寺お寺していないのです。それもそのはず。橋本閑雪さんの別宅だったのだとか。なるほど。



▲中に入れば、東海堂五十三次に描かれた走井の水が。猛暑にもかかわらず、水はとても冷たかったのです。これを使ってお料理されるそうです。
 


▲この日は猛暑。でも建物は、完全オープン。つまり冷房はなしですね。風が吹きぬけてはいるのですが・・・。
 


▲食事はこんな感じでいたします。



▲初めは、一献いただいて。お料理は、7月下旬の献立です。胡麻豆腐から。
 


▲これがなんと、普通の4個分くらいもある、特大サイズ。
 


▲紫蘇ごはんとお味噌汁(蓴菜と豆腐)。これも又、量しっかり。こちらのお料理は、「食べきれないほど出てくる」とは聞いていたのですが、本当にそのようです。



▲煮物椀の冬瓜と中に松の実が入った蓮根もち。見てください、この冬瓜の大きさ。どこのお料理屋さんでも、お目にかかったことはない大きさの物が、ドカンと入っております。
 


▲料理は大鉢に盛られ、取り回しするスタイルです。量もたっぷり。胡麻和え。
 


▲賀茂茄子の田楽も、半個分。



▲長芋の白煮・粟麩・青唐辛子。とても優しいお味付け。
 


▲もう1つ、野菜の炊き合わせ。牛蒡・百合根・椎茸・人参・いんげん。どれも別に炊いて、盛り合わせてあります。野菜の煮物、すごい種類です。
 


▲ゴーヤの種も食べたのは、初です。「わたと種が苦い。」と思っていたのですが、全然。めりはりがあって、かえって面白い一品に。



▲まさかお寺で・・・。お酒がどかんと、大きな徳利に。「どんどん飲んでくださいね。」なんて、言われるなんてびっくりです。飲み放題状態です。
 


▲大徳寺麩の辛子味噌かけです。辛子がしっかり効いていて、野菜のけんと一緒でないと、とてもとても辛くて。味付けはいいんです。でもホント、効いてます。
 


▲お芋と味昆布。



▲もう1種、炊き合わせ。小芋・かぼちゃ・高野豆腐など、バラエティーに富んでいます。何種類食べているんだか。
 


▲お漬物もたっぷり。ごはんをいただきますが、お料理ですでにお腹いっぱいです。持ちかえり用の入れ物を用意してくださっていて、皆詰めます。でも、半端でない量に。
 


▲お菓子は「はしりもち」です。お抹茶といただきます。あっという間の時間でしたが、お腹はいっぱい。中々経験出来ない、いい時間を過ごすことが出来ました。



▲そして、食後はしばし、お散歩です。上の方から見た建物です。
 


▲庵主様は、86歳というご高齢です。39才の時、交通事故遭い、お体が不自由になられたとのこと。でもとってもお元気。この日はたっぷり、楽しいお話を伺いました。お話の後は、ご一緒に記念撮影。
 


▲お話の中にも登場した、こちらのアイドル・闇太郎。でも実は女の子。



▲よくよく見ると、あちらこちらに、この様に、やみちゃん印がありますよ。
 

 
 

 

コメント

  1. k

    三度目の正直、無事お伺いすることができてよかったですね。
    調整お疲れ様でした。
    昼、夜(お昼の残り)共にお精進で、この日は体がとってもキレイになった気がしました。
    うっかり駅を間違えてたくさん歩きもしましたし(^^;
    庵主さまのお話もとても楽しく聞かせていただきました。
    昨日の原爆の日にしみじみとお話を反芻しておりました。

  2. 一期一会

    よい所に行かれましたね。
    決して洗練された料理や見た目に美しい料理を供する訳では有りませんが、
    実に滋味深く丁寧な仕事をされた料理がマグナム級の量で供されます。
    かなり大食いの私でもタッパーを持って行く程です。(笑)
    こちらの胡麻豆腐の味は本当に格別だと感じています。
    最近は中途半端な料理人の、中途半端な茶懐石風料理を店で、名物として
    「焼き胡麻豆腐」なるものを自慢げに出しております。
    香りも味も薄い胡麻豆腐に焼き目を付けて、雑味を出すだけの切り胡麻と
    後味も最悪の甘ったるい御手洗団子のタレみたいな物をかけた一品です。
    こうした胡麻豆腐もどきを臆面もなく名物と謳って客に供する前に、こち
    らの胡麻豆腐を一度食べてみたら、自分が恥ずかしくなってしまうと共に
    大変大きな勉強が出来ると思うのですが・・・。
    玉石混淆の(殆ど石ばかりですが・・・)出来損ない創作料理が幅を効か
    せる昨今であるからこそ、月心寺の料理が余計に貴重に思えて来ます。

  3. さなえ

    kさん
    本当に暑い日でしたねぇ。
    私にとっては、久しぶりに嬉しいお料理でした。
    お土産も沢山。
    量、ありましたね。
    思いだしながら、ホテルでいただきました。
    季節を変えて、又伺いたいと思います。
    秋がいぃかしら?

  4. さなえ

    一期一会 さん
    元々今のように、京都通いを始めたきっかけは、精進料理を学ぶためでした。
    素材を必要以上にいじらず、その持ち味を引き出す。
    料理本来の姿だと思っています。
    胡麻豆腐は、作る手順としては簡単な物ですが、全く違うものが出来る、実は簡単そうで、難しい物の1つだと思います。
    材料の選び方・水・火加減・力加減などで、いくらでも違うものになりますね。
    こちらでいただいたものは、丁寧に、心のこもった一品に思えました。
    美味しかったぁ。

  5. みぃ

    月心寺での精進料理と庵主さまのお話、ずっと楽しみに待っていた甲斐がありました。当日は本当に暑い日でしたが、時々感じる自然の風の気配や湧き水の冷たさなど、普段忘れているものやことに改めて気付くことのできたひと時でした。次回も是非お伺いしたいです!!お庭を眺めながら「秋の季節もいいだろうなぁ..」と思っていたので、楽しみにしています。

  6. さなえ

    みぃさん
    短い時間でしたが、本当に素敵なひと時を過ごすことが出来ました。
    当然秋は混むでしょうけれど、再訪したいですね。

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