京都で初めての、天ぷら屋さんです。
2011.06.21
京都市東山区新門前通大和大路東入2丁目中之町244-2
TEL:075-551-2303
「天ぷらを食べたい。」
友人にそう言われました。
でも実は私、京都では、天ぷらを考えたことがありませんでした。
以前「東京の人には、京都では、食べさせられる天ぷらは、ほとんどない。」と言われたことがありました。
東京在の私は、いつも普通に天ぷらを食べていますが、実は東京の天ぷらは、それほどレベルが高いのだそうです。
「どういうところが?」
油の扱い方が、抜群だそうです。
知り合いの料理人さん達は皆、そう言うのですから、そうなのでしょう。
ですから今まで、京都では、天ぷら屋さんに行ったことがありませんでした。
ところが今回は、友人たっての希望です。
では・・・
リサーチ、しまくりました。
そして選んだのが、こちらの「京星」さんです。
この選択には、皆頷いてくれたので、とても楽しみに伺いました。
「京星」さんは、別格だということですね。
でも、全てが揚げ物ということで、実は心配していました。(年齢的にです)
ところが ところが・・・
最後まで全く飽きることなく、重たく感じることもなく、ただただひたすら美味しくいただくことが出来ました。
食材の選び方や扱い方など、ご主人 榊原さんのお話や動作を眺めながら、学びもしました。
久しぶりに刺激も受け、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
京都育ちの友人も、とっても喜んでくれて、本当にいい時間でした。
▲四条花見小路を上り、1つ目の信号を東にはいります。「おが和」さんや「山玄茶さんにに向かう道筋です。以前の「祇園さ々木」さんに向かう道なので、通いなれています。 日・休み。祭日は営業。 |
▲こちらのお店には、天つゆはありません。レモンと自家製のブレンド塩でいただきます。この塩が、実にきめ細かく綺麗。舐めてみると甘味もあり美味しいのです。ブレンド内容は秘密でしょうから、伺いませんでした。 |
▲初めに出されたのは、牛蒡と大根の皮で作られた2種。 天ぷらには、飲み物は何が1番合うでしょうね?私達は生ビールが良くって、これで最後までいきました。大好きなお酒。こちらには「早瀬浦」「李白」「〆張鶴」が、用意されています。 |
||
▲カウンター中で、揚げるお仕事は、ご主人様お1人でなさっておられます。時々お母様が、その他のことをお手伝いに出てこられます。 揚げ物は、揚げてすぐに、しっかり油を切ることが重要です。それくらいは、知っているものの、これでもかというくらい、しっかりと油を切っておられました。 |
▲海老のサンドイッチです。薄切りパンに、たたいた海老を挟んで揚げています。こちらは、塩のみでいただきます。 |
▲ここで大根おろしを小皿に盛ってくださいました。これは先ほどの塩とレモンで、すでに味がつけられています。消化促進の為、そのまんまいただきます。 |
||
▲烏賊の大葉巻です。こちらのお店は、卵を使わない衣を使っておられます。 |
▲美味しさだけでなく、美しさも追及されている天ぷらです。1つ1つ、実に丁寧に揚げられていきます。 |
▲新玉ねぎ。目の前で、カットされます。 |
||
▲この断面。絶妙な火入れ加減です。しゃっきり感もちゃんと残されていますが、甘いこと。 |
▲海老。 |
▲朝採りの成長前のおくら。まだまだ小さいです。 |
||
▲食材ももう初夏です。こちらは、鱧です。 |
▲これも切ってくださいます。断面です。ここから、ホワ~っと、湯気があがります。 |
▲熟した万願寺なので、赤い。姿がスリムなのは、揚げ姿が美しい物を、選んでおられるからです。 |
||
▲大葉で巻いたぐじ |
▲個々に、目の前でカットしてくださるのが、いいですね。 |
▲はす |
||
▲ずっ~と前のことです。東京のある天ぷら屋さん(有名店です)で、カウンター内に入れていただき、実習を受けたことがありました。でも拝見させていただくと、やり方はそれぞれです。楽しく、いぇ真剣に魅入っていました。 |
▲海老2匹目 |
▲ご覧いただけますか?包丁の尖端。包丁の刃先は、尖がっていないのです。尖端恐怖症の方もいらっしゃるので、折っているそうです。 |
||
▲さやえんどう |
▲鱚 |
▲栄螺は、きちんと肝までついているものを、縦に2つ切りです。 |
||
▲アスパラガス |
▲三度豆のこの形状。串刺しした物を、1つ1つ手で、形作っておられました。 |
▲稚鮎と新生姜はさみの蚕豆 |
||
▲この鮎には、驚かされました。ひれで、立っていますよ。 |
▲ヤングコーン |
▲海老3尾目 |
||
▲ここでこれが出てきました。ブランデーとお砂糖です。何に使うのかしら? |
▲さつま芋 |
▲先ほどの2つは、さつま芋用でした。まずは、たっぷりとブランデーをつけます。 モデルは、友人です。 |
||
▲そして次は、べっちゃりとお砂糖をつけます。 |
▲こんな感じです。いただいてみると、ちょうどスイートポテトのような感じです。勿論お塩でいただくのも、ありです。 |
▲ごはんは、天茶をいただきます。これがこちらのお店のスタイルです。海老のかきあげに、せん茶をかけてあります。お味は、あの塩で、すでにつけられています。ごはんの量は、聞いてくださいますので、お腹具合でどうぞ。ちなみに私は普通。友人は、多目でお願いいたしました。あんなに食べているにも拘わらず、美味しくさらっといただけました。 |
||
▲最後は、フルーツ盛り合わせ。 |
▲ご主人 榊原俊徳さんとお母様です。綺麗なお仕事をされるご主人と、可愛らしいお母様。居心地がとてもいいお店です。 |
|
2015.09.17
2009.02.02
「京星」さん私は好きです。
京都でとなると私はほとんどこちらに伺います。
銀座にも「京星」さんはありますが、ご主人はそちらで修業されていたと聞きました。
関西の天ぷらは東京の天ぷらとは全く別物のような気がします。
油からして全く違いますしね。。
たまには色白の別嬪さんの関西の天ぷらも良くないですか?^^
Ryoさん
ご主人のお父様は8人兄弟で、銀座のお店でお仕事されていたとか。
その後京都に移られ、20年。
今の銀座店は、1番下の弟さんのお店で、現在のご主人は、従兄弟さんですね。
とても優しいお店に感じました。
又行きたいですね。
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^