ここのお昼、とにかく安すぎです。
３１５０円で、この内容です。
いいのかなぁ～、と思いつつ、有難くいただいている次第です。

本当に、「ここのご飯が食べたいなぁ。」と東京に戻ってからも、思うのです。
大好きです。
ここでご飯をいただけば、「日本人でよかった。」と誰しも幸せを感じると思います。　

あれよあれよ、と人気店になりました。　
中々予約が取れない、などで、予約方法が変わりました。
一ヶ月前からの予約受付です。　
つまり、行きたい日の前月の１日から、予約を入れることが出来ます。
例えば、１月○日に行きたいのならば、１２月１日から予約受付、という事です。　
お気をつけください。

▲紅葉、綺麗でしょう？「秋山」さんのお庭は、まさに秋真っ盛りなんです。２本ある紅葉。よく見ると、１つは、お隣りのなんですが、どう見ても、ここの、って感じです。今日も色々な場面で登場します。		▲先付けは、くもこの湯葉巻き揚げです。生うに・おろし生姜が載って、あんがかかっています。蒸し器で温めた、あっつあつのお皿のに盛り付けられています。半分に切ってみれば、中は湯葉、そしてその上に雲子が載って、全体を平湯葉で巻いてあります。あっさり淡白な湯葉とねっちょり雲子の組み合わせ。揚げることで、こくも加わります。蒸したラデッシュの赤さが可愛いし、美味しいです。		▲お椀は、牡蠣のしんじょです。ご覧の通り、彩りがとても綺麗です。巷では、もう紅葉も終りに近いのですが、ここは、お庭の紅葉など、まだまだ秋が感じられるのです。で、お椀の中にも京人参の紅葉です。 しんじょは、柔らか加減もちょうどよく、中に一度霜にした牡蠣が入っています。
▲氷がびっしり敷きつめられた器の中は、まさに秋山ワールドです。庭の紅葉。これが思ったように立ってくれない？秋山さん、奮闘していましたよ。器も色々なので、見ているのが楽しいです。緑の器の中には、生しらすともずく酢です。静岡産の為、東京ではさほど珍しい物ではありません。私は大好きなので、よく食べています。けれども京都では、めったに入荷はないのだそうです。白身は長崎産のヤガラです。そして両面を焙った明石のでんすけ穴子。「今日は、野菜のお造り」とおっしゃる通り？珍しい物が。サボテンの一種「アイスプラント」は、南アフリカ産の野菜です。シャキシャキ、水々しい塩気のある物です。塩分を含んだ土の上に生息しているのでしょうか。左奥には、わさび菜です。そしてシュ、としたのは、５月に収穫予定の新たまねぎの間引き菜です。全体たまねぎ味がします。		▲水菜と小さくきられた油揚げと大根の炊いた物です。大根は、岡山の親戚の方が、ご自分の家用に作られていたのを分けていただいたとか。とても甘い、味のある物です。小角切りの柚子が、効いています。		▲お昼の一番のご馳走は、このご飯だと私は思っています。（秋山さん、怒るかな、喜ぶかなぁ？）東京に帰ってからも、このご飯が無償に食べたくなるんです。大好きです。私が行っているお店の中で、一番美味しいと思っています。確かに手間も時間もかかっていて、「こんなに大変だと思わなかった。」と以前秋山さんもおっしゃっていました。先ずは湧き水くみからです。お父様が汲みに行ってくださることもあったりと、皆で力を合わせての調達です。お米も自家精米し、土鍋で薪で炊く。ホント美味しいんです。
▲このご飯に合わせたおかずが毎回楽しみです。今日は、ほう葉味噌焼きです。ご存知、飛騨の料理ですので、本来は飛騨葱と麹味噌でするものです。秋山さんは、あちらで食べて、その味が忘れられなくて、お味噌を送ってもらっているそうです。しょっぱいお味噌なので、味醂などを加えて味を調えているそうです。今日は鷹が峰葱と宮城の椎茸が具になっています。 こんな風に登場します。		▲炭火で、ぐつぐつ火が入っていきます。お味噌の焦げる香りがご馳走です。店内に充満していきます。ある程度煮えたら、スプーンで全体をかき混ぜます。ご飯の上に載せれば、これがもうたまらない！おこげの上に、味噌のおこげ。ダブルお焦げは、もう言うこと無しです。友人（女性）は、別日に行ったのですが、なんとご飯、３杯食べたというのですから、驚きです。それほどなんです。味噌汁は、大根と豚の背脂入りで、胡椒が効いてこれも、ご飯が進みます。お新香もです。		▲最後は、黒胡麻の葛寄せです。下に餡がチョコッとあって、上に葛寄せです。黒蜜ときなこがかかっています。このお店の和菓子は、甘さも控えめで、もう１ついけそう、な感じです。今日のもひんやり、ツルンで、いけそうです。