伺ったのは、オープンされてまだほぼ１週間の時です。お祝いのお花がた~くさん。所狭しと、飾られています。おめでとうございます。

こちらは、「祇園又吉」「祇園おかだ」さんにいらした中尾雄三さんが、独立されて始められたお店です。地下鉄　丸太町駅からすぐという、便利な場所にあります。最近この辺りにお店が増えてきていますね。

カウンターに置かれているお品書には、美味しそうな物が沢山並んでいます。コースでもアラカルトでも楽しめる、「祇園おかだ」さんと同じスタイルです。

この日は、おまかせ８０００円をいただきます。初めは、もろこし羹です。うまだしがかかっています。お皿も綺麗です。

続いては、うすい豆の葛豆腐・おこぜに若布のお椀です。緑色は、爽やかな印象。

目の前で、中尾さんのお仕事姿を、実はあまり見たことがありません。新鮮だわ。６年いらした「祇園おかだ」さんではほとんど奥でお仕事されていましたから。

お造りは、３種類。タイ・ケンケンカツオ・ケンサキイカ。

　　中尾さん、おひげをたくわえられました。ちょっと精悍なイメージになったかしら。和食の料理人さんには、珍しいかな。理由は顔が薄いからだとのことですが、そんなふうに思ったことないなぁ。整った綺麗なお顔立ちだと思っていましたから。

広島の蓴菜の酢の物。

羽根屋に続き、今度は蒼空。

　イサキに胡瓜のみぞれの緑色が、爽やかです。新じゃがも、サザエと一寸豆も、美味しいわ。

お酒の肴にと、出してくださいました。

お品書きを見て、お願いせずにはいられなかったのは、「実伶風ポテトサラダ」です。古漬け胡瓜が入り、コクを出すためにクリームチーズが少し。色々工夫がなされています。

酢の物は、宮崎のトマトです。大原のおかのりを揚げて載せています。黄身酢も爽やかで、サラダ感覚です。

　そして、もう１種類。

一緒にカウンターに立っておられるのは、あわら温泉の旅館で一緒にお仕事をされ、たん熊　北店にいらした押川さんです。

賀茂茄子とからあげ鮎の甘酢あんかけです。

　　新生姜・タイ・桜海老のごはん。いい香りです。

和三盆ゼリーにフルーツ。わらびもちとはちみつアイス。又吉さんとおかださんの、いいとこ両どりです。

又楽しみなお店が増えました。奥様のすみえさんも、お店に立たれ、３人でなさっているお店です。奥様の控え目で優しい笑顔での接客が、花を添えています。次回は一品をあれこれ、食べて見たいと思っています。