同じ祇園南町ですが、より中心部へ移転された「祇園又吉」さんです。お祝いに伺いました。ずらりと並んだお祝いのお花。外国の観光客の方々が、沢山写真を撮っておられました。

前店同様に１軒家です。今回のお店は、Ｌ字から、一直線のカウンター８席になりました。そして、お座敷の個室もあります。

以前とは、ちょっと雰囲気も変わられたご主人　又吉一友さんです。帽子をやめられたからでしょうか。

お招きを受けたこの日。友人夫妻と、お昼に伺いました。一皿目は、この温かい「このわた蒸し」からです。

 

小柱・とり貝・つぶ貝・ホッキ貝・数の子に、沖縄の人参と浜防風・茗荷を合わせ黄身酢かけです。こちらのお料理は、優しい感じの中にも、キリッと感のある感じがしています。

 

美しいお椀です。津居山の松葉蟹を使った真丈と蓮根餅・原木椎茸・ほうれん草。みぞれ仕立てになっています。

 

お造りは、琵琶マス・焙りグジ・カマス・若狭グジ・ハリイカ。

 

お凌ぎ２種。奥は、津居山の松葉蟹を。手前は由良のウニを使ったもの。一口サイズですが、その美味しさは、お替りが欲しくなるほど、でした。

 

丸大根の粕汁仕立て。菜の花と共に。

この日は、友人が持って来てくれたシャンパンで、乾杯し、次は赤ワインです。

 

それに合わせて、天然鴨のクワ焼きをいただきます。

又吉さんと言えば、このいつも見事な八寸でしょう。美しく、美味しい物ばかりです。

伊勢海老の具足煮に炊いた黒豆・太刀魚幽庵焼き・南蛮漬けの本もろこ・菊菜おしたし・カツオ生ぶし・近江こんにゃく・海老・チーズ醤油などなど。

 

百合根饅頭。こちらも又、いいお味です。

小鍋のスッポン。

やはりお酒のいただきます。どれにしましょうか？

白味噌仕立てのお雑煮です。丸芋・京人参・小餅。お祝いごとに使われる蒸しカツオ。京都らしさが感じられます。

 

氷魚のごはん。

 

デザートは、盛り合わせです。栗きんとんアイス・ワイン炊きの洋梨にワインゼリー・プリン。

おめでとうございます。ますますこれからが、楽しみになりました。