行ってきました

正統な和食のお店です。

コメント(2)

2009.11.04

「どこか和食に連れて行ってください。」
友人達の希望です。
ということで、私が選んだのはここです。
皆様各々、食に精通されています。
そんな方々をお連れするとなると、ここしかないのです。
とにかく、ここが一番です。

ご主人・松川さんの作られるお料理は、素材の持つ風味や味を生かしたものです。 
見て楽しめ、いただいて感動。

私はとにかく、ここのお店が大好きです。




▲夜は17:30~23:00。日曜・休。天現寺橋交差点からすぐです。日比谷線広尾①出口から徒歩。
22000円のコースのみです。この日もすばらしいお料理を堪能いたしました。器も又、凝っていて、これも楽しみです。今回の先附けのこの器、なんかいいんです。私、好きです。桃山時代の物だそうです。うに・車海老・長芋・岩のり。梅肉の香りでさっぱりと。
 


▲運ばれてきただけでもう、おだしのいい香りです。「東京での和食は、スタイリッシュにしたい。」、というのが、ご主人・松川忠由さんのお考え。ですから使われているお椀には、蒔絵などはありません。実にシンプルです。大正時代・2代 渡辺喜三郎作です。中には、葛打ちしたおこぜと小蕪です。肝も入っています。本当に心まで温まるような、吸い地です。この日は5人で個室です。5杯分のお椀の香りが、お部屋いっぱい拡がります。
 


▲お造りの器は、楽・12代の物です。鯛は、もってのほかと山葵醤油で。細造りのカワハギは、肝醤油でいただきます。いやぁ、美味しいっ!私は鯛も少し、肝醤油でいきました。



▲勿論生ビールの次はお酒です。今回は「立山」をお願いしました。これがここでは、一番リーズナブルです。なんせ、量もそこそこいきますので、これは抑え目でいきます。杯は、好味の物を選びます。
 


▲この日は人数もそこそこいるので、大皿盛りです。いつもは1人とか2人なので、こういう感じの盛り付けは初でした。迫力あります。そして美しいこと!
 


▲「玄猪包み(げんちょうつつみ)」という説明を受けました。「亥の子餅」和菓子教室で以前作ったことがあります。京都独自の和菓子です。京都では、10月の亥の日に、無病息災・子孫繁栄を願い、これを食べるという行事があるんです。ここまでは知っていたのですが・・・。それを包むのは知りませんでした。調べてみると、これを包む際、その搔式として使われるのが、しのぶと菊・しのぶと紅葉・しのぶと銀杏の葉、という決まりがあるようです。でこれはおそらく、ここから来ているのでしょう。



▲中には、笹の葉にくるまれた穴子の飯蒸しです。笹の葉ごと引き出し、開けばこの通り。
 


▲桃山時代の陶板の上には、秋の景色です。ふんだんに、色付いた柿・紅葉の葉が散らされて、遊び感もあります。和食は秋が一番、華やかですね。
 


▲焼きものは、マナガツオの西京焼きです。松葉にはむかご。色付いた紅葉の葉も、取ってみました。



▲同じ大皿盛りでも、こちらは、端正な美しい盛りつけです。お皿の上には、一面に敷松葉です。高温でさっと揚げた伊勢海老が、どかんと盛られています。こちらも迫力あります。
 


▲取り分けた1人分がこちらです。美味しさなんて、説明不能。ぜひご自身で足を運んで、確認を。
 


▲なめ茸のお蕎麦です。そう書くと、お蕎麦屋さんでいただくような味付けのお蕎麦を思い描いてしまうと思います。でも全然違う味付けです。少し酸味のある張り地だと思ってください。



▲永楽のくみ出し湯呑を写した京焼きだそうです。特注品。盛られているのは、海老芋・飛竜頭・小松菜の炊き合わせ。
 


▲今回はこれが、とにかくインパクトありました。運ばれてきた時に、全容がわからないからでしょうね。蓋を開けると、思ってもみなかった景色でした。一面黄色が目に飛び込んできました。菊の花びらです。「菊雑炊」まん中には、煮た梅の実が丸ごと1個。写真では見えませんが、ご飯は、梅でほんのりピンク色です。
 


▲自家製の栗のお菓子は、「きんとん」です。栗餡・蜜煮の栗の裏漉し・こし餡、そして蜜煮の栗。無造作に重ねているようですが、実際に自分ですると、崩れてきそう・・・。



▲「和風モンブラン」と友人。葉っぱも、勿論栗のです。
 


▲お茶をいただきます。
 


▲最後は、永楽の皿に盛られたフルーツです。洋梨・葡萄・ざくろ。葡萄は「桃太郎葡萄」というそうで、面白い形です。

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コメント

  1. バジル

    こんにちは、来年1月末に江戸に行く予定でーす。
    青草窠、バッチリ予定に入れる予定です。
    鮨のさいとう、わさ、La BOMBANCE、ダ・フィオーレ・・・
    行きたい店ありすぎです。

  2. さなえ

    バジルさん
    是非いらしてみてください。
    本当に、すばらしいお料理です。
    何回もいらしてくださいな。
    イベントにも参加してくださいね。

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