行ってきました

まだ余韻に浸っています。

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2008.08.19

京都市東山区鷲尾町512
TEL:075-533-3100

行ってきました。
遂に行くことが出来ました。

14日、憧れのここのお店に行くことが出来ました。
連れていってくださった「じき 宮ざわ」のご主人、宮澤政人さんに感謝です。

癖になりそうな素晴らしさでした。 
有名料亭なのに、ものすごく居心地がいいんです。
初めはいくらか緊張していたものの、最後は完全に寛いでいました。
それはおそらく、空気です。
全ては一流なのに、きちんとしているのに、偉ぶった処が無いからなのだと思います。
接客も実に気持ち良く、隙をわざと作ってくれているからでしょうね、心地いいのです。 

料理長の藤山さんは、笑顔もとても素敵な方でした。
お料理は勿論美味しかったし。
そして何よりおかみさんが、お話上手で楽しい方。
とてもチャーミングな方でした。
もっとお話したかったぁ。

又、絶対に行く!
そう、帰る時には決めていました。




▲前に立つと、それだけで背筋がシャンとします。やはり料亭というのは、いい緊張があります。
 


▲「本当に来たんだ!」などと思いつつ、嬉しくて記念写真。
 


▲こちらが案内された「いろり」というお部屋です。宮澤さんがせっかく行くなら是非ここにと。ここが空いている日を選んでの食事となりました。6つあるお部屋の中で、ここだけが囲炉裏が切られているのです。そして又、ここだけが正座。他は堀炬燵形式のテーブル席です。



▲初めに出されたのは、冷たいトマトジュースです。そうは言っても、ただのジュースではありません。ガスバッチョの感じです。この日も、充分過ぎるほどの暑さです。冷たすぎず、喉越しが気持ちいいこと。
 


▲とにかく初めてなもので、何でもかんでも興味深々、楽しくて。こちらはひざ掛け?・・・、でも紐付き。そう、エプロンです!これをしていただきます。
 


▲和久傳といえば、どのお店(支店)に伺っても、まずはこの竹筒のお酒です。



▲本当に素敵なお部屋です。なんともいえない、私が見た、感じた通りの雰囲気を、そのままにお伝えしたいのですが、写真にはとても難しい光量です。上手く撮れない!フラッシュたいてしまうと、全然違うし。
 


▲お料理は、1人ひとりのお膳に運ばれます。大きなハスの葉の上には、芋茎・ハスの実・鮑と車海老です。酢橘の酸味のゼリーがかかっています。穏やかな酢の加減が、私好みです。
 


▲宮澤さんのお店には19日まで、福岡の調理学校から、見習いの男の子が来ています。帰る前にここに行きたい。そしておかみさんも私も行きたい。そこで3人してぐるになり、おねだりしたんです。「行きたいょ~」って。ここで働いていらした宮澤さんです。熟知しておられます。
お椀です。すでにいい香りがしています。



▲蓋を取ると、「わぁあ!」さすがに驚きますよ、これだけ沢山の早松茸(さまつ)だと。なんと贅沢なことでしょうか。あまりのことに皆顔がほころんでいます。とりわけ18歳の見習いちゃんは、もうほころびっぱなしです。
 


▲どかんと、淡路のうにです。一緒に出された海苔に包んでいただきます。豪快です。料亭というと、ちまちまとお料理が出てきそうなイメージでしたが、違いました。私が勝手にそう思っていたのでしょうか。
 


▲「来られてよかったぁ。」と宮澤さん。ここに食事に来るのが夢だったそうです。きっと時期を見て、なんて思っておられたに違いありません。それを無理やり私、いぇ私達に逆連れられてしまいましたが・・・。ごめんなさいね。代表であやまっておきます。でも私は、本当に嬉しかったぁのです。



▲ここで若い調理人さんが登場です。どうです写真、美しいでしょう?日本はすごいと思うのです。普段は襖のところを、夏は簾戸に変える。畳にも網代が敷かれています。もうそれだけで、涼しく感じられます。このお部屋だって、今はこんな風に夏仕様ですが、冬には全く異う感じになるわけです。まったくもって、すごいことです。日本はいいっ!
 


▲いよいよ囲炉裏が使われる時がきました。見事な細工です。本当に綺麗です。でもこれだけで驚いてはいけません。笹がぐるりと飾られているのは気がついていましたが、灰が、今と冬では違うのだそうです。白っぽい灰と笹で、少しでも涼しさを。冬は逆に、オレンジ、茶っぽい灰にして松葉を置く。ここのお部屋は贅沢です。笹にしろ松葉にしろ、本当に予約時間から逆算して入れなければ、青々しないでしょう。何でしょうね、迎える側、そして迎えられる側の、心の交流。心遣いが、見えるお部屋です。変な文だけれど、言わんとするところがわかっていただけたでしょうか?
 


▲この日焼いてくださる物を説明してくださっています。宮崎の尾崎牛・鱧・鮎です。和久傳さんでは、若い調理人さんは皆こうやって、お座敷にも出るのだそうです。勿論宮澤さんもなさったそうです。そしてのちに調理場仕事に専念するのだそうです。なるほどね。いいシステムです。



▲小芋の胡麻和え。温かい一品です。
 


▲鱧を焼いてくださいます。色々お話も出来るので、楽しいひと時です。脂が焼けて結構煙々。覚悟の上ですが、それでも結構暑いのです。
 


▲皮目がしっかり焼かれて、香ばしいこと。炭火で焼かれているので、一味違います。



▲鮎は時間がかかる為、調理場である程度焼かれています。仕上げだけをここでしてくださいます。
 


▲とても大きいのだけれど、炭火でじっくり焼かれているので、頭からがぶりといけます。とりわけカリカリしていて、頭が美味!
 


▲合間に茄子そうめんです。お箸を変えてくださいます。長茄子がすごくさっぱりと、口の中が洗われます。



▲いよいよお肉に。煙がすごいので、希望すれば焼いてきてくださいます。が、私達は煙々好き?いえいえ、炭火で焼いた方が断然美味しいですもの。と言うことで、この状況です。
 


▲巻きロースと芯ロースの2種類。実にさっぱりした、柔らかいお肉です。42ヶ月、無農薬で飼育された牛なのだそうです。
 


▲ごはんは6種類の中から選びます。それも、いくつでもです。私はおとなしく、穴子のお茶漬けのみをお願いしましたが、皆様よく召し上がっていました。他には、牛丼・レンコンかゆ・鰻茶漬け・鱧玉〆丼・鱧そうめん。そして、沖縄マンゴ・桃・ピオーネ。最後はお酒のゼリーをいただきます。この辺りになると、写真がお見せするにはあまりにも。私は楽しみすぎてます。

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コメント

  1. 写真をパーっと見させていただいて、「あれ?!どこかでお会いしたような?」と思ったら
    「じき 宮ざわ」のご主人だったのですね!
    「高台寺 和久傳」死ぬまでに一度(大袈裟ですが…(笑))行ってみたいと思っています♪

  2. さなえ

    oguriさん
    ぜひいらしてください。
    私、はまりました。

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