行ってきました

京都に移転、一ヶ月です。 そのー2

コメント(5)

2007.03.09

京都市東山区祇園町北側347-96
TEL:075-533-0218

お料理は、美味しいです。
結論です。
盛り付けも過美でなく、適度に華やか。
京都らしい、いいお料理なのでは、と思います。 

以前もそうだったように、すぐに人気店になることと思います。
でも予約のとれない人気店になる要素があるお店です。
敢えて一言。
今回伺って思ったことを、そのまま書かせていただきます。

中途半端さ、を感じました。
お料理ではありません。
お店のしつらえ、というか、雰囲気です。
気になったのは、カウンターに座った時の景色、飾り物などです。

京都には、ものすごい数のお店があります。
その中から、ここのお店に来たい、と思ってもらわなければなりません。
そのあと何か、インパクトが、足りないような気がしました。

私は好きです、ここのお料理も人も。
いいお店なので、是非大きく、はばたいていただきたい、と応援しています。




▲揚げ物です。湯葉を巻いた海老の揚げたもの・たらの芽・胡麻豆腐です。ちり酢をつけていただきます。
次いで花わさびが沢山載った、細めのお蕎麦が出されます。この出し方も修行されたお店に似ています。
 


▲続いては、焚き合わせです。すりみが沢山はいった飛龍頭は、ふわっー、しっとり。山崎の筍と共に炊かれています。
 


▲最後は、蛤の雑炊です。カウンターの隅で、土鍋で炊かれます。あっつあつ、をいただきます。体が温まります。



▲ 日向夏を何故か器用に、難しく剥いている若い子に、正しい剥き方を指南しているご主人です。お二人のやりとりを、いい感じに見させていただきました。
 


▲どうです、剥いてあるようには見えないでしょう?ぐるりと、螺旋状に皮は剥かれているんです。アイデアです。中には、食べやすくカットされた実が入っています。うん、いいです、素敵!
 


▲日向夏は、コアントローを加えたジュースにもなって登場します。口の中は、よりさっぱりしますね。



▲和菓子です。勿論手作りです。菜種をイメージして作られたきんとんは、百合根あんに卵を入れてありますので、黄色っぽく仕上がっています。最後はやはり、甘い物が出てくると嬉しいものです。お薄も出されます。
 


▲二階のお座敷です。梁(床)の高さの関係から、堀りごたつにはならないのです。ですから、「祇園さ々木」さんでも、普通のお座敷でした。その畳の部屋に低めの椅子を入れられていました。最近は、座るのが苦手の方も多いので、いいのではないでしょうか。
 


▲もうひとつの部屋も同様になっています。落ち着きます。ここのお店は、カウンターもいいですが、じっくりこのような部屋で、いただく方がいいかもしれません。丁度、「瓢樹」さんもこのスタイルです。外国の方も利用しやすくていいでしょうね。これなら、私も案内しやすいです

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コメント

  1. Ryo

    はじめまして、お初に書き込ませていただきます。
    以前アルシェさんのところに始めて書き込みをされた時に、こちらのページを知り、それ以来楽しく読ませていただいていました。
    「山玄茶」さん、以前のお店の造りと比べると格段によくなってると思いますが、以前が以前でしたし、今回のお店は祇園のあの場所なのですから、おっしゃることはごもっともと私も感じました。ただ、お料理はわたしも気に入りましたので、今後が楽しみなお店がまた一軒できたと思ってます。
    新しい料理やさんがどんどんできて、行くのにまにあいません。来週は同じく祇園の「なん波」さんにおじゃまする予定です。
    長文になり失礼いたしました。m(_”_)m

  2. さなえ

    Ryoさん
    はじめまして。
    見ていただいていたんですね、ありがとうございます。
    そうなんですか~。
    私は水口時代のお店を、残念ながら知らないもので、比較が出来ません。
    「招福楼」がとにかく好きなもので、そこ出身者のお店には、ついそのレベルを望んでしまいます。
    ここにもそうです。
    せっかく京都に、それも祇園に移転してきたんですから、
    シャキッと、していて欲しいと思います。
    それが出来るお店、と感じましたので、今後も見ていきたい、と思っています。
    東京も日々新しいお店がオープンしています。
    30日には、六本木に東京ミッドタウンがオープンします。
    どれだけのお店が開店するやら・・・。
    当然、行ききれません。
    25日、内覧に行ってきますので、様子、紹介出来るかと思います。
    「なん波」さん、どんなお店なのでしょう、楽しみです。
    ブログ、見させていただきますね。

  3. 矢島 幸子

    始めまして、私も三月二十六日に行って参りました。
    お出汁の味付けも良かったですがおっしゃる通り何かもう一つ足らないように思います。何かすっきりしないと言うかぐっと引き込まれる何かが?
    もったいないです。

  4. 矢島 幸子

    吉田 早苗様
    始めまして。3月26日の夜に私も山玄茶に行って参りました。お出汁の味は美味しく満足しましたが、お店の全体がスッキリしないのが・・・・残念でした。
    岩さきにも3月9日のお昼に行って参りましたが器が素晴らしく。お聞きしましたら将来お店を持つ為に結婚当初から集められたと200年100年前の品と聞くとお昼のこのお値段で・・・幸せな気持ちになりました。お料理も、奥様の接待も楽しいひと時でした。
    高槻市  矢島 幸子

  5. さなえ

    矢島 幸子さん
    そうなんです、おっしゃる通り。
    なんだか、すっきりしないんです。
    確かに中途半端なんだと思うのです。
    京都の、それも祇園にお店を構えるなら、とことん洗練されるか、その逆に、とことん田舎臭くやるしかあり得ません。
    そのあたりのあいまいさが、なんだか、落ちつかない、と感じるのかと、思います。
    お料理が美味しいだけに、惜しいです。
    これからの、変化に期待しています。
    その逆が岩さきさんですね。
    しつらいは、ごくシンプル。
    削ぐ処は削いで、という感じがしました。
    その分、お若い時から、器を買う為に節約してきた、とおっしゃっていた、その成果が表われています。
    いいお店でしたでしょ?

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