行ってきました

京都に移転、一ヶ月です。そのー1

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2007.03.09

京都市東山区祇園町北側347-96
TEL:075-533-0218

滋賀県の水口にあったお店が、2月8日、移店してきました。
場所は、かって「祇園さ々木」があった処です。

ご主人は、水口でお店を始められる前は、あの超有名な「招福楼」にいらっしゃいました。
煮方を20年、務められた方です。
個人的に私は、大の招福楼ファンです。
お料理も好きですが、大旦那様がとにかく、大好きです。
そんなことで、ここ出身の方のお店に行くことは多いのです。  
京都にも数店あります。
今日は一番新しいお店に行ってみました。




▲ついこの間まで、「祇園さ々木」さんのあった場所で、オープンです。暖簾こそ違いますが、色も似た感じなんで、「さ々木」さんみたいです。懐かしく感じてしまいます。ここはここ、なのですが、「さ々木」に通っていたお客さんには、あんまりかも。
(もう少し変えてもいいかも・・・。)
 


▲まだオープン一ヶ月ということで、通路には、お祝いに届けられた胡蝶蘭が沢山並んでいます。ご主人のリクエストで、これを撮りました。名札読めます?
 


▲坪庭はこんなに綺麗に仕上がっています。以前をご存知の方は、「あらっ!」っておっしゃることでしょう。
昼は、12;00~14:30。5500円からです。
夜は、18:00~21:30。11000と16500円の2コースです。



▲ご主人です。招福楼で、煮方を20年。ただ者ではありません。店の若い子達を優しい眼差しで見守っていらっしゃいました。水口のお店は、ずっと2人でやっていらしたそうです。今回はその方と、新たに加わった方、総勢4人でこのお店をなさっているようです。
 


▲いよいよお料理を紹介します。夜のコース、11000円です。
いきなり招福楼っぽい感じです。品のある、華やかな盛り付けです。アワビ・うど・蕗の先付けです。ささがきにした蕗は、酒煮にしてあります。シャッキリしていて、いい歯触りです。木の芽の香りが春を感じさせます。だしが効いて、穏やかな味付けです。
 


▲お椀は、油目の葛たたきです。炊いたぜんまい・山崎の筍・そして黄にらが入っています。ご主人は、「こんな物も入れてみました。」とおっしゃっていましたが、どうも・・・。黄にらは味が強くて、せっかくの吸い地のいい味が、どうも・・・。もったいないかと。



▲ 「曲水」のイメージで盛り付けてみたそうです。中々豪華・綺麗でしょう?さざえといかうに・赤貝、そして芽ねぎの載ったマグロのお寿司が盛り合わせになっています。量もたっぷりです。
 


▲次いで、上に八寸・下に焼き物の器が出されます。「焼き物を先に召し上がってください。」と言われました。奥は、イカ・とり貝の入ったぬたです。上には、土筆がちょこんと。右は、醤油漬けになったいくらとかにの和え物です。そして貝の器には、菜の花・焙った帆立貝・白魚・紅芯大根です。穏やかな酢の物になっています。下に黄身酢がありますので、合わせていただきます。
私が「招福楼」にはまった理由。それは酢の使い方です。その穏やかさは、どこのお店でも味わったことのない、衝撃でした。その技は、ここに確実に引き継がれていました。
 


▲下には焼き物です。温かいこちらを、先にいただきます。今日は、今の時期に美味しい鯛の酒塩焼きです。ふっくら、いい焼き具合です。下に敷かれた桜の葉の香りが、ほのかに移って、よりいっそう美味いように感じます。酢橘醤油でいただきます。手前には、招福楼と同じく年2回、蓋を開ける、金山時味噌です。(つづく)

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