新店、おめでとうございます-1。
2006.10.12
京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町566-27
TEL:075-551-5000
10月1日。
「祇園さ々木」さんは、以前の祇園北側から、こちらに移転しました。
カウンター5席のお店からのスタートでした。
そして2件目の店で11席になり、今度のお店では、17席になりました。
あれもやりたい、これもやりたい、と佐々木さんの夢が一杯詰まったお店です。
いかにも和食屋さん、といった以前の内装とはうって変わっての新店です。
白木のカウンターも、マホガニーに変わりました。
なんと10メートル以上もある一枚板です。
佐々木さんのご自慢です。
内装もそれに合わせた色調になっています。
以前の座っていただくスタイルから、椅子席になりました。
今回は、そんな新店の雰囲気も感じていただこうと、普段と変わって2ページにわたってのアップです。
お料理だけがまとまっていないアップですので、多少見にくいかとも思います。
そのあたりは、ご容赦を。
お店は100坪の敷地に建ち、かなりゆったり広くなりました。
カウンターの席数は増えたのですが、お座敷が1つに減った為、全体の席数にすれば10くらい増えただけなのです。
「これが手一杯。」
佐々木さんは、笑っています。
▲新店オープン、おめでとうございま~す。 お店の前に立つ佐々木さんです。 今度のお店の入り口は、こんなです。お店の名前入りのライトなどは、ありません。その為、夜はちょっとわかりづらいかもしれませんが、周りは、名だたる有名店です。それらを、目印にどうぞ。 |
▲このお店になっていただく、一品目です。なんだか、緊張してしまいます。 今日は、体にやさしい先付けからです。くみ上げ湯葉です。混ざっている黒い粒粒は、とんぶりです。上には、生ウニ・焙ったイカが載っています。だしのジュレがかかっています。緑のは、「むらさきずきん」と言う名の枝豆のピュレです。すだちの酸味が胃にいい刺激を与えてくれます。 |
▲どうです、すごい鮑でしょう?今日は、これを焼いていただけるのです。写真では、どれだけ大きいか、伝わらず、残念です。千葉産の物で、10年はたっているそうです。日本の鮑というのは、質がいいのだそうです。繊維が細かく、綺麗に入っているとか。それは、プランクトンの加減だったり、黒潮の影響だったりなんだそうです。 |
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▲さぁ、今日の吸い地は、どんなでしょうか。こんな風に、毎回ご主人のOKを取ります。開店当初から、厨房で佐々木さんを支えていた木田さんも、このお店から、カウンターに立ちます。で、代わって厨房を任された、小川さんです。 |
▲9月中旬、佐々木さんは、仕事で香港に行ってきました。その時に買い込んできたのが、「干し鮑」と「金華ハム」です。今日はお椀代わりに、このハムで取ったスープとスッポンのスープの2つを合わせた物です。合わせたことで、とてもまろやかな仕上がりになっています。中には、胡麻豆腐とカリッと香ばしく焼かれたフカヒレ・白きくらげが入っています。生姜が効いています。 |
▲お造りです。三重のサバには、おろし生姜が載っています。そして大分の車海老です。鯛は昆布〆になっています。そして定番、トロのにぎりです。 |
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▲一番左は酢醤油です。生姜と共にサバは、これをつけていただきます。真ん中のは、昆布です。これは、鯛用です。山葵と一緒に上にのっけて、右の煎り酒でいただきます。海老はすでに、塩と酢橘で味がついていますので、そのままでいただきます。 |
▲いつも通り、佐々木さんが、ヅケをにぎっています。お店が移り、背景が変わりましたが、いつもとなんら変わらない光景がここにあります。 |
▲ここのヅケは、いつ食べてもいいですね。中トロと赤身の加減がとてもよく、絶品です。 次いで、先程のお造りの車海老の頭が香ばしく焼かれて出てきます。 (次のページに続く) |
2007.08.03
2010.05.31