日々のこと

私の憧れ「故郷の味」

コメント(2)

2010.10.31

伊吹山に行った日です。
帰りに友人が、長浜のご実家に連れて行ってくれました。 

東京の彼女の家には、ご実家から、本当に色々な物が送られてきます。
お父様が作られた野菜。
そして、塩漬けにされた筍や蕗味噌などなど。
時々おすそ分けしていただきますが、そのどれもが、本当に素朴な美味しさです。
いつも羨ましく思っていました。 

東京生まれ東京育ち。
残念なことに、主人も全く同じです。
お盆やお正月に、行く(帰る)所がありません。
大変だとも聞きますが、羨ましく思っています。

同じ東京ですから当然のごとく、実家の食生活も我が家も、さほど変わりはありません。
懐かしい「故郷の味」というものがありません。

今回もそうですが、私があんまり「いいなぁ。」というせいか、友人達が、時々ご実家に呼んでくれます
何年か前には、島根県の木次に。
ご実家に泊めていただき、お父様と山に笹を取りに行くところから始まり、ちまき作りをしました。
お母様の手料理を、沢山ご馳走になりました。

又ある時は、我が家にお母様が来てくださって、岡山の祭り寿司の作り方を教えていただきました。

今回も、食卓には、色々な物が並びました。
初めていただきました「鯖素麺」
長浜では、お祭りの時に食べるのだそうです。 
煮た鯖が載っている、汁無しそうめんです。 
作り方を伺うと、鯖は、これ用のが売られているのだそうです。 
これを甘辛く煮付けて、使います。
滋賀は、近江米の産地です。 
なのに素麺? 
なんで、この組み合わせなんでしょうね 。
芋じくの炊いたのも又、素朴な美味しさです。
繊維の歯触りもの感じられて、食感も楽しめます。
筍は、春取り立てを茹でて、塩漬けにして保存。
それを戻して、炊いています。
取りたての、柔らかさとは異なりますが、なんだかより味があるような気がします。

皆美味し~!!!

3人の友人のご両親から、色々な物、教えていただきました。
私が心配しているのは、全員がご両親と一緒に、1から作らないことです。
自分で作ろうと思えば、舌が覚えているから、きっと出来るとは思うのです。
けれども、材料の調達やら、微妙なコツというものは、見て覚えないと。
「作ってもらえて、食べられる」という恵まれた幸せが、中々そう思わせてくれないのかな。

でも今のうちに、是非覚えて欲しいと、思うのです。


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コメント

  1. 実は鯖そうめんは、小さな頃に食べた記憶がないんです…
    物心ついてからというか、大人になってから知ったような。
    芋じくは、本当に大好きな故郷の味です。
    芋の茎自体をこちらで見かけないのですが、
    見つけたら、きっとお料理できると思うのですけど…多分。

  2. さなえ

    madokaさん
    楽しいひと時でした。
    お父様、お母様に、お世話になりました。
    本当にありがとうございました。
    どれもこれも、皆美味しかったです。
    鯖素麺は、予想とは異なり、びっくりしました。
    でも、美味しかったわぁ。
    ご実家の味は、大切に。
    是非引き継いでくださいね。

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