日々のこと

常磐津節

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2007.01.23

先週の土曜日、「常磐津節保存会」による演奏会が、赤坂の紀尾井ホールでありました。
今回で25回となる会です。

重要無形文化財総合指定を受けている「常磐津節」ですが、たぶん、おそらく、多くの方はわからないのではないでしょうか。
なんとかならないのでしょうか

幸い、実家の父の仕事ということで、、私は子供の頃から慣れ親しんできました。 
もし、この家の子ではなかったら、どうだったのでしょう。
この境遇には感謝しています。

そうは言いつつ、いい事だけだったのではありません。

小学校の頃の話です。
音楽の時間、先生の伴奏で、一人ひとり唄うことがありました。
私が歌うと、どの先生も不思議そうな顔をするのです。
「なんか、???」
そうなのです。
父の稽古を受ける内、私の発声法は、邦楽のそれになっていたのです。
洋楽とは、やはり異なり、「こんな子供が?」
先生にしてみれば、不思議だったようです。

おかげで、とにかく唄うのが嫌!
今でも、なるべく唄いたくありません。

実家を離れてからは、やはり聞く回数は、ぐっと減りました。  
日本は、自分の国の音楽を大事にしなさすぎです。
ホントに聞くことは、ないですから。

もっと色々な年代の方に聞いてみてもらいたいな、と思います。
自然に耳にする機会、作ることは出来ないのでしょうか。

聞いてみて、好きでないのはいいのです。
自分の国の古典音楽を、知らないでいるのは、ある意味不幸だと思っています。


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