日々のこと

香川旅行ー2 金刀比羅宮

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2006.10.05

10日から、金刀比羅宮は例大祭です。
それに先立ち、1日・2日は、氏子による奉納祭りがありました。
ポスターには、「ちょうさ」と書かれています。

子供も含む氏子の方達が、何?やらを、曳いて?担いで?歩いています。
外からは、よく見えないのですが、中に人が乗っているようで、太鼓をたたいています。
町々で異なるようですが、お揃いのはっぴを身にまとい、のんびりとしたお祭りです。

それが、びっくりです。
夜になると様相は、一変します。
担ぎ手も、女性・子供から、若い衆に変わります。

夜7時、金刀比羅宮の表参道の四つ角に、4基の太鼓台((アナウンスでそう言っていました)が、集結します。
そして2基づつ、ぶつかり合うのです。
どちらかが組み伏せた時点で、アナウンスで、離れる指示がある為、さほどに激しいものには、見えません。
楽しく見ていましたが、なんと、顔面流血の怪我人が出てしまい、救急車です。 
そんな訳で、今年は、途中で中止になってしまいました。

聞けば、喧嘩になることもあるようです。
私が思うほど、そんなに柔な、祭りでなありませんでした。

翌朝8時。
そんな昨夜の騒ぎが嘘のように静かです。

こんぴら参りをしました。

最終、奥社までは、1368段です。
往復2時間半かかります。
それも、かなりきついらしいのです。

私達は、1時に「イサムノグチの庭園美術館」に行かなくてはなりません。
ここでは、往復1時間半位の時間しかありません。
そこで、これ幸いに、御本宮までの往復にしました。

時間が早い為、お参りの人もまばらです。
参道の石段のところには、駕籠屋さんがあります。
誰か、乗っているところが見たかったのですが、なんせ時間が早くて、人がまばら。
残念!

石段は、どうも苦手です。
普通の山道の方が好きだわぁ。
振り返れば、かなりいい景色になっています。
今何段、なんて、数えている暇無し!

途中にある「表書院」には、円山応挙の障壁画など、国宝級の美術品が沢山あるのです。
来年2007年、これらのお宝は、パリのギメ東洋美術館に展示されるのです。
応挙の障壁画は、そっくりそのままに。
伊藤若冲の作品なども海を渡ります。
さぞやすばらしい、美術展となることでしょう。

さてここを出て、途中、代参犬、ごんの銅像の頭を撫でなで。
石段は、まだまだ続きます。

ようやく、旭社に到着です。
あまりに立派な建物に、圧倒されます。
かの有名な森の石松が、ここを御本宮と間違えて、引き返してしまった、という逸話があるくらいです。

やっと着いた御本宮では、今まさに朝のお勤めが始まるところでした。
雅楽の音色に惹きこまれます。
あたり一体、神聖な空気に包まれます。
この時間、いいかもしれません。


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