行ってきました

全てに爽やかさが必要です。

コメント(8)

2007.05.10

京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町566-27
TEL:075-551-5000

今回は偶然にも、2組の方と再会です。
以前お隣りになり、楽しくお話させていただいたご夫婦。 
そして、いつだったのか?
ご一緒させていただいたご婦人です。

目が悪いせいもあり?、本当に顔が覚えられない特技の持ち主の私です。
いつも、声をかけていただいて、わかる次第です。
申し訳ございません。
それにしても皆様は、よく覚えてくださっていて、驚きます。  
私はいつも、恐縮するばかりです。

5月もすでに、半ばに近づきました。
食材もすっかり初夏です。
器や見た目。
全てにおいて、爽やかさが必要です。 

今回は、赤で有名なあのライターさんとご一緒でした。 
初めて、お目にかかりました。

 




▲赤・白・緑で、とても綺麗な先附けです。盛られているのは、三重県は、安乗の車海老。ホワイトアスパラ・トマト・空豆です。酢橘の酸味のゼリーかけになっています。このゼリー、蒸し焼きにしたアスパラガスのしたみ汁を使っています。トマトの持つ爽やかな酸味。そして穏やかな酢橘の酸味。もう少し効いていてもいいかしら、と思わせるほどのまろやかさです。
 


▲お椀の蓋を開ければ、清清しい、爽やかな香りです。油目とうすい豆の豆腐です。吸い口は、出始めたばかりの花柚子です。いい香りの元はこれ。さすがです。もう5月。いつまでも木の芽は、野暮、というものです。ここでも爽やかさが感じられます。裏漉ししたうすい豆を混ぜ込んだ胡麻豆腐は、色も綺麗です。油目は、葛たたき。上に載った瓜も又、清清しさを感じさせてくれる食材です。美味しいっ!
 


▲さいの目の長芋の上には、富山の白海老。そして更に羅臼のウニです。かかっているのは・・・?裏漉しした温泉卵を使った、黄身醤油です。ほんのりかすかな、醤油味。ポトンと、あと一滴、お醤油欲しいなと思ったのは、お隣りの女性と私だけかなぁ?自分でかき混ぜていただきます。



▲お向こうです。三河湾で採れたトリガイと、熊本から着いたばかりの馬さしとレバーは、生姜醤油でいただきます。レバー、実は得意ではありません。「これは、全然違うから!」と佐々木さん。でも、私にとっては、レバーは、レバー・・・。おっしゃる通り、臭みが全くありません。食感も、コリコリと言うか、パリパリ。周りの方々は皆様、「美味しい~っ」とおっしゃっていました。
鯛は、塩をし、皮面のみを、バーナーで焙ってあります。こちらは、裏漉しした白子のポン酢醤油でいただきます。何も付けずとも、いい塩加減です。
今回珍しかったのは、お寿司がいきなりズケだったことです。勝浦のかま中トロで、これが、ものすごく香りが良くて、驚きました。
 


▲続いてはこれ。形が、なんとも愛らしいでしょっ?島根で揚がったヒイカを、塩と酢橘のみでいただきます。ポソポソと塩をねじり振り。一つ一つ丁寧に、酢橘の汁がかかっています。さっぱりしたお寿司です。
 


▲「ずっと生ものが続いたので、ここら辺りで、ほっこりしてください。」と出されたのがこれです。白ずいきと湯葉の吉野煮です。刻んだ三つ葉の軸が、彩りと香りを添えます。「吉野煮」と言うのは、名前の通り、吉野の葛でとろみをつけて、まとめています。白ずいき、その歯触りがなんとも言えず、いいんです。
炊いても良し、胡麻和えなどもいいですね。是非八百屋さんで買って、使ってください。酢を少し入れた水
から、火にかけてください。さっ、と火が通ればOKです。(皮は剥きます)茄子や青楓の生麩と共に、冷やし鉢なんていうのも、いいですね。



▲いよいよやって来ました、鮎のシーズン。まだ川を上っていない稚鮎は、琵琶湖産です。今日は、焼き物で登場です。目の前でされる仕上げ。こういうのを見るのが楽しいのです。その煙も、匂いも、ご馳走です。
このまま、何も付けずにいただくのが、このお店流です。
次いでは、爽やかなジュンサイです。知っていますか?京都でも深泥ヶ池で、自生しているんですよ。今日のは、秋田産ですが。酢橘の効いただしと共に、飲む感じでいただきます。先程いただいた鮎の後、口の中もさっぱりします。
 


▲ぐつぐつ煮えたぎって、運ばれてきました。鰻の鍋仕立てです。目の前で、溶き卵を入れてくれます。アッという間に、いい具合の半熟卵です。なんとこの鰻、熊本の貴重な天然物です。柳川風に、下には、牛蒡。そして、新玉ねぎもは入っています。
 


▲ご飯は、2種です。一つは、シラスです。上には、水気を絞った大根おろしと刻んだ塩漬けの壬生菜です。これに、お醤油を一回しし、酢橘をしぼってかき混ぜます。実はこれって、混ぜるの難しいんです。柔らかいシラスがぼろぼろになりかねません。
もうひとつは、静岡産の桜海老です。蓋を開けると、独特ないい香りがします。両方並ぶと、紅白に。おめでたい?
最後は、お誕生日の方から、おすそ分けのチーズケーキとフルーツで締めます。

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2006.01.01

おせちです。

コメント

  1.  今回も美味しく、楽しくいただけましたね。さなえさんの左隣にいた夫婦です。(ハンドルネームとブログのURLが変わっています)
     いつもながら詳細な料理のレポートで感激します。私は食べるだけで、聞いたことの半分位しか覚えられません。
     さ々木さんの後は、ワインバーで1本空けて帰りました。またお会いできるといいですね。

  2. 先日、4度目のチャレンジで予約をしましたが、満席でした(号泣)
    6月10日が結婚記念日なので、ダンナ様と6月中には行きたいと思っています。
    そういえば、アルシェさんの口コミ食べ歩き情報に書き込みにされてましたよね。
    早苗さんの書き込みを見つけてしまい、一人で興奮してしまいました
    今度は是非宇治にもどうぞ・・・

  3. づら

    さなえさま
    お邪魔いたします。づらです。
    稚鮎かぁ・・・もう夏ですね~
    赤い方とご一緒だったのですね!きっと素敵な方なのでしょう。。。
    私もさなえさんといつかご一緒できる時が来るといいなぁ(*^_^*)
    私も今月末2ヶ月ぶりのさ々木さんです!楽しみです(●^o^●)

  4. さなえ

    ロックハートさん
    ブログ、見させていただきました。
    綺麗になりましたねぇ~(失礼っ!)
    見やすいでしょうか、以前より。
    時々、覗かせていただきます。
    私も帰り、バーに寄りました。
    どうもBar、一人で行くのが苦手な所だったのですが、よくしてくれる方がいて、彼がいるので、大丈夫になりました!
    ワイン一本?
    お互い、弱くはないですね~。
    又お目にかかれるのを楽しみにしております。

  5. さなえ

    mkumoさん
    そうでしたか、残念・・・。
    カウンターですよね?
    夜なら平日、月・火・水の方が、まだ取りやすい?
    記念日なら是非、予約取れると、いいですね。
    あのコメント、ご覧になったんですね。
    お恥ずかしい。
    他の方のサイトですが、色々な方のお手伝い、少しでも出来たらいいかなぁ、と思ったもので。
    宇治も観光では行きましたが、食事はした事はありません。
    中々いい所、ありそうですね。

  6. さなえ

    づらさん
    今年、気候の方は不順でいまいちですが、食材はもう初夏になっています。
    今回は和食、あと3件行きましたが、皆爽やかでした。
    何でなんでしょうか?
    最近多くの方々に、ご一緒したい、と言われるのですが・・・。
    友人に「吉田早苗と食事する会」しちゃえ、と言われました。
    私、もしや、すっごい美人になっていません?
    年もかなり若くなっている・・・。
    普通の人ですからねぇ、私。
    「思っていたのと、違う!」んですよ、きっと。

  7. づら

    さなえさま
    はい。とても素敵な方になってます(#^.^#)
    でも、いつかさ々木さんでご一緒になったらいいなぁって思ってます。
    今月末の京都行きは昼夜ほとんどお店決まっていますが、
    帰る日のお昼がまで未定なので、こちらを参考に
    させていただきたいと思います!

  8. さなえ

    づらさん
    あははぁっ~、やっぱり!
    困ったもんです。
    いつか、どこかで。
    楽しみにしております。
    京都、楽しんでいらしてください。
    私も末に、若冲展にもう一度行くつもりです。

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