日々のこと

香川旅行ー1 琴平「金丸座」

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2006.10.05

2日から、2泊3日で香川県に行ってきました。
高松空港から、バスで琴平に直行です。

ここは、金刀比羅様があることで有名ですが、実は他にもすばらしい物があるのです。

それがこれ、、「旧金毘羅大芝居」です。
1935年(天保6年)に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋です。
明治時代に改名され、現在は「金丸座」と呼ばれています。

ご存知の方も多いかと思いますが、昭和60年からの「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、ここで行われているのです。
毎年春の恒例行事です。

ついこの秋、中村勘三郎さんのたっての希望で、、襲名公演もここで、行われているのです。

舞台の中央には、廻り舞台があります。 
この床下、「奈落」に入ることが出来ます。
「廻り舞台」・「せり」などが、どのような仕掛けで動くようになっているのか、そして、どうやって動かしていたのか、がよくわかります。
当たり前のことですが、全てのしかけが手動式になっています。

舞台を人力で回す為、足をふんばる石が円形に埋め込まれています。
今でも、ここが使われる度、昔通り、人力で動かしているのです。 

私の父の仕事は、邦楽の太夫です。
そんなことで、私も子供の頃から、色々な劇場に出入りしていました。
舞台を裏から何度も見ています。
全ての装置が機械化され、当たり前のように機能しています。
そんな舞台が当たり前の中、ここの「全てが人力」が、実に新鮮に映りました。
表方・裏方。
双方が力を合わせ、阿吽の呼吸で、一つの舞台が出来上がります。
人間臭くて、なんともいいなぁ。

ここは、建物だけでも、すばらしいのですが、それだけではやはり。
ここは、芝居小屋です。
芝居が上演されてこそ生きるのです。

ここでの芝居、「是非見たい。」と思いました。
桟敷席と舞台がとても近いです。
見上げれば、天井は、竹で編まれた格子状になっています。 
ここから、花吹雪が舞ってくるのです。 
いいだろうなぁ~。


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