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9月半ば、 祇園大渡さんで秋を満喫しました

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2014.10.13

京都市東山区祇園町南側570-265
TEL:075-551-5252

久しぶりに行くことが出来た大渡さんです。この日も残1のところに、滑り込みました。そう簡単には予約が取れません。カウンターだけで、席数が少ない上、リピーター率が高いことから、ここだけでなくこういうお店は、どうしてもそうなりますね。

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ずっとサッポロ派です。学生時代、スキーで訪れた北海道。札幌のお鮨屋さんで飲んだ1本が、とてつもなく美味しくて、以来ずっとです。

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お任せコースが楽しめるお店です。器も又、季節季節で美しく、こちらも楽しみにしています。

9月9日は、重陽の節句です。 前日に菊の花に綿をかぶせておき、翌朝、菊の露や香りを含んだ綿で身体を清めると長生き出来ると言われています。そんな姿をイメージした一皿めです。

山芋で作られた豆腐は、綿をイメージしています。器の黄色の菊の花に載せて、まさしく、被せ綿です。

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「美味しすぎて、何が入っているのか、わからない」とは、これを食べたある料理人さんの感想です。白味噌仕立ての一口サイズ。入っているのは何でしょう?答えは、もち鯨です。炊いてさらした鯨の皮下脂肪が入っています。ずっと以前、祇園の「川上」さんでこれを初めていただき、その美味しさに衝撃を受けました。以来どこでもお目にかかったことはありません。懐かしいお味。

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お凌ぎのいくら丼。たっぷり!さいのめ切りの長芋がシャッキシャキ。

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酒盃は、こんな素敵な物から、選ぶことが出来るんです。徳利として使われているものは、きっと香水瓶だったのでは?

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立ってます。揚げた子持ち鮎。これも大好きだから、連日でも嬉しいわぁ。

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大渡さんの鱧の骨切り。

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炭で、本当に、サッと焙ります。軽く塩。

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いい鱧じゃないと、こんなに生っぽい状態では美味しくないかも。これにさらに香ばしさが加わっているので、言うことなしです。

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こちらは、本当に美しく、感動ものだったお椀です。松茸の香りをいかに出すか?大渡さんが悩んだ末の答えが、これです。とろみのついた吸い地に、せせったワタリガニ・握り銀杏(いくつかを粗く切り、握って揚げています)菊の花。ここに、裂いた生のままの松茸を入れて蓋をしています。蓋を開けた時、「ちょうどいい具合に香る」というわけです。

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これも、こちらならではかな。ノドグロの煮つけです。煮つけ地は、勿論中骨を焼いて、だしを取っています。この料理、煮つけとはいえ、煮ているわけではありません。焼き物と煮つけ地が出会った料理。私、これが好きです。

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冬瓜に天然鰻。上に載っているチーズみたいなのは、あくを抜いて干してた栗です。

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そして、グッツグツ。

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落ち着いたところです。すっぽんのおだしで、松茸・粟麩。沢山、入ってますよ。

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ごはんのお供。ブリのへしこ・炊いたおじゃこ・お漬物。土鍋で炊かれた、炊き立てごはん。

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   最後はお決まりのわらび餅です。本蕨粉で、随時作られている為、とても美味しいんです。お替りをされていた、常連さんもいらっしゃいましたよ。

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いつ来ても、満足させてくださいます。こちらならではのお料理です。

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