日々のこと

根津美術館へ

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2009.12.04

表参道のケヤキも、綺麗に色づいています。

一昨日は、12月とは思えないほど温かな一日でした。
娘とちびと3人で、新しくなった根津美術館に行ってみました。

実はここ、子供の頃から、「ねづさん」と呼んでいた、私にとっては慣れ親しんだ場所なのです。
実家から7~8分と、子供が歩くにはちょうどいい距離です。
いつも父と散歩に行っていました。
父もここが好きだったんでしょうね。
本当にちょくちょく行っていました。

当時は今の入口ではなく、骨董通り沿いに入口がありました。
ですから、そちらから入っていました。
今は入館料を払い、美術館経由で庭ですが、昔は直に、お庭だけを散策出来たのです。

子供の頃の私は、異常なほどの怖がりでした。
ここは好きなのだけれど、嫌な物がありました。
その一つが、この橋です。
なんということもない橋ですが、怖くて渡れなかったのです。
以前はコンクリートではなく、丸太が両端に沿って付いていました。
でも私にすれば、池に落ちそうで怖くて・・・。
渡れないで、泣きべそをかいていました。
スパルタな父は、それをいつも怒るのです。
「早く渡れ!」と。
泣きながら渡っていました。

そして怖かった物があと2つ。
それがこの石像。
この前が又通れない。
わざと少し先を歩いている父が、これ又「早くこい!」と言うのです。
で、泣きながらダッシュ。
今思えば、怒ることはないのに・・・。 
懐かしさもあり、捜しました。
ありました。
今もちゃんと健在です。
それも、当時とほぼ同じ場所に、ありました。

散歩はまだまだ続きます。


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