日々のこと

物を大切にする心

コメント(2)

2007.07.03

もうご存知かな、と思いますが、京都の石峰寺の事件(先月の「日々のこと」に書いています)、犯人がわかりました。 

伊藤若冲が下絵を書いて、作られたことで有名な、同寺の五百羅漢。
事もあろうか、これが倒されて、、騒ぎになったのが4月でした。

先月、私はここに行ってきました。
とても素晴らしく、その場に立てば、余計に思います。
何で?と。

変な言い方ですが、「盗んだ」というなら、まだわかります。
若冲の心の曲がったファンか、金目当ての犯罪。
ただ倒した愉快犯なんて、許せない!
どんな、心の捻じ曲がった犯人なのか?
陰湿ぽくって嫌!
そう思っていました。

犯人、何と小学生2人でした。 
先生と保護者に付き添われての出頭です。
やった理由は、倒してみたら、楽しかったから。
悪気は無く、軽いのりだったんでしょうね。
何だか、悲しいです。

壊れてしまった何体か、修複が非常に難しい状態であるのが事実です。
修復方法を、国と現在検討中、とお寺の方に伺いました。
一度壊れてしまった物は、二度とは甦らないのです。 
「物を大切にする」という心、もっとしっかり持って欲しいものです。

昨今、今の生活に合わない、という理由で、多くの貴重な物がなくなっています。
住みにくい、お金がかかる。
そんな理由で取り壊される建物。
伝統工芸や形の無い物もしかりです。
努力が報われない、生活が成り立た無い。
そんな状況では、当然のこと、後継者が出来ず、いずれは消滅してしまうであろう物、多々。 

ある時には、あるのが当たり前で、無くなってみて初めて、その大切さに、気づく。
人とは、愚かなものです。
一度途絶えてしまえば、その再興は、どんなに大変なことなのか。
復活は、まず在り得ない。
一人ひとり、もっと真剣に考えたいものです。


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コメント

  1. 小学生でしたか・・・
    人を想いやる気持ちが欠けているのですね。
    これを作った人、大切に保存している人、楽しみに見に来る人たちのことを・・・
    私たちの子どもの頃は壊すなんて罰が当たる気がして怖かったです。
    どこでこんな風な日本なったのでしょう。
    私も悲しいです。

  2. さなえ

    あつ子さん
    おっしゃる通りです。
    どうしてこんな事になるのでしょうね。
    日本の未来、思いやられます。
    確信犯でなかったことが、せめてもの救いでしょうか。

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