日々のこと

若冲の五百羅漢

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2007.06.08

藤森神社に寄った後、石峰寺に五百羅漢を見に行ってきました。
稲荷駅で降り、ぶらぶらと、散歩しながら行ってきました。

ここは、あの伊藤若冲が、自宅焼失後移り住み、終焉を迎えた場所なのです。
このお寺の裏山に点在している石仏は、若冲が下絵を書いて、石工が彫った物です。
これがどうしても見て見たかったのです。

なんと伸びやかな、表情のある仏様達でしょうか。
長年風雨にさらされ、風化し、丸みを帯び、何ともいいのです。
しばし、見入ってしまいました。

先日、こともあろうか、この石仏をなぎ倒した不届き者がいたのです。
私はこれをTVで知って、驚きました。
丁度若冲展を見に行った日です。
倒された30体の仏様達。
その内の5体、かなりのダメージを受け、現在どのように修復するか、国と検討中、というとんでもないことになっています。
情けないことです。
撥が当たります。
元のお姿になられる事を祈って。

さて伊藤若冲、本当は、ここのお寺に眠っています。
これを確かめるのも又、目的です。
前からお墓は、ここにあるもの、と思っていた私は、相国寺にお墓を見つけ、実は驚いたのです。
今日は思い切って、その真相を伺ってみました。

簡単に言えば、相国寺にあるお墓は、若冲が生前に建てたものなんだそうです。
入ろう、とは思っていたんでしょうね。
でも実際は、色々な事情から、ここに庵を結び最期まで過ごしたわけで、ここに、やはり眠っているんだそうです。

再び、手を合わせてまいりました。


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