日々のこと

市場に行きました

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2006.07.14

「祗園さ々木」の佐々木さんと市場に行ってきました。 
以前くっついて行ったのは、いつだったか?
いずれにしろ、だいぶ前ではあります。

京都の食を一手に支えているのが、「京都中央市場」です。
東京で言えば築地にあたる、プロ相手の市場です。
規模は築地よりコンパクトでしょうか。
でも市場ですから、あるお店は同じような感じです。
築地、行ったこと、ありますか?
あれに比べれば、静かな市場に思えます。
なんせ、殺気だっていますもの、築地は。
それがないので、付いても行き易いです。
とにかく、邪魔にならないようにぃ、と。

さて今日は、何を買うのかな?

いつも通り、まずは野菜を扱うお店に。
佐々木流?
忙しい時間のはずですが、何故か椅子にどっかり座ります。
以前もそうでしたから、これが普通のようです。
世間話も含め、コーヒーを飲みながら、歓談しながらのやりとりです。
品物をとりわけ見るわけでもないのです。
長年の信頼関係があるからこそ、のスタイルなのでしょう。
すいかも出していただき、私も味見です。

そして、魚屋さんへ。  
これも順番通り。

ここでお店の、唯一の女の子と合流です。
彼女は、熱心で感心します。 
一生懸命勉強しています。
私がいて、びっくりです。

鱧が沢山です。
これは、築地とちょっと異なる光景です。
京都だなぁ。
とりわけ今は、「祗園祭り」のさなかです。
「祗園祭り」は、別名「鱧祭り」とも言われていますので、必要不可欠の食材です。
そばからそばから、鱧がさばかれていきます。

今の時期、まだまだ鱧は、韓国産の物の方が美味しいのです。
ところが今年、入荷がとても少なく、いつもの10倍の価格になっているそうです。
今あるのは、淡路など、瀬戸内海物がほとんどです。
中々目にすることのない、光景です。

ここで、見学をしている間、佐々木さんは、忙しそうに、あちこち歩き回っています。

野菜の仕入れも1件に止まらず、何件か回ります。
茄子を買うのでしょうか?
ここで「修伯」のご主人、吉田さんと一緒になりました。
情報交換です。

「三友居」のご主人もさっきから、あちこち。
ニアミス状態です。
実は今日、私は京料理の勉強なのです。
あとで、お目にかかるのです。

仕入れもほとんど終り、朝ごはんです。
以前はラーメンでした。
でも今日は暑いので、お蕎麦行こう、と言うのです。
実はここ、私の先生である、三友居の山本さんもいらっしゃるのです。
それがわかっていて、私をからかってるんです!
案の定、お隣りに...。
先生の方がびっくりです。

ここで、さっき仕入れた物もふまえて、今日の献立を決めていきます。
さぁ、どんなになるのでしょうか。  
「見たらだめよ。」と佐々木さん。
「何が出てくるか、わかっちゃって、つまんないでしょう。」と。
大丈夫、佐々木流の走り書き、全然読めません。
実は今日、私は後で行くのです。

あちこち、佐々木さんは、よく動きます。
美味しいお料理は、毎朝のこの努力あってです。

暑がりの佐々木さん、もう汗だらだらです。
一人で、「暑い、暑い」の連発です。
汗がしたたり落ちています。

お魚屋さんに再び戻り、どっかり椅子に座ります。
煙草とコーヒーです。 
あれあれ、禁煙したはずなのに.。。。
さぁ、これで終り。
急いでお店に戻ります。

今夕、私は「祗園さ々木」さんのお客さんです。
さてさて、何が出てくるのか。


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