日々のこと

将軍塚、とは

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2006.04.21

先日、京都の「将軍塚」の事を書きました。
「将軍塚」という言葉から、私は初め、てっきり誰か将軍を祭っている所なのか、と思いました。
ところがそうではありませんでした。
では、何故そう呼ばれているのか。
前回、桓武天皇と和気清麻呂がここに立ち、京都が新しい都として相応しいと、ここに平安京を作ると、決めた事は書きました。
遷都にあたり、天皇は、長く平和な世が続くように、という願いから、都の守り神として、土で武将を作り、それに鎧兜を着せ、弓矢・太刀を持たせて埋めた、というのです。
この事から、ここは「将軍塚」と呼ばれているのです。
ですから、実際に誰かが埋められているのではないのです。

ここに来るには、青蓮院から歩くか(山上りです)、タクシーでしか来られないのも、静けさを保っていられる理由です。 
いい所です、ここは。
晴れている日、ぜひとも足を運んでいただきたいです。
歴史だけでなく、京都の地形も一目瞭然です。


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