日々のこと

歴史を調べてみるのも、楽しいものです

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2014.09.11

子供の頃から、決して嫌ではなかったお墓参りや法事。実家のお寺は、ちょうど上野と浅草の間、稲荷町にあります。この辺りは、面白い所・美味しい物が沢山あり、子供の私にとって、とても魅力的な街だったからです。浅草の中清・今半。上野の伊豆栄・精養軒などなど。お寺で出てくるお菓子も、いつもうさぎやさんの物でした。今になって思うには、子供の頃から、食いしん坊だったんですね。集まりがあれば、必ず付いてくる食事。これがとにかく楽しみでした。
昨日、両親と共に、お墓参りに行ってきました。そしてお昼は、上野「精養軒」でハヤシライス。
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「精養軒」で、実は両親、結婚式と披露宴をしています。せっかくなので歴史を調べてみたら、面白かった。今はここ、上野が本店ですが、創業は明治5年(1872年)で、三条実美・岩倉具視らの援助により、築地にオープン。名前も「西洋かんホテル」でした。フランス料理の草分け店だったのですね。翌年に名前を今の「精養軒」に変更。上野店は、明治9年に支店としてオープンしています。その後、関東大震災で本店が焼失。上野が本店に格上げになっています。

鹿鳴館時代、ここは華やかな社交場として、王侯貴族や各界の名士が集いました。森鴎外・北原白秋・与謝野鉄幹・明子・太宰治などなど、多くの文士も、訪れています。
実は、その前がありました。明治5年。丸の内馬場先門にお店を開いたのですが、なんと開店初日に、銀座の大火で焼失していました。この大火では、丸の内・銀座・築地一帯が、焼失。これがきっかけとなって、明治政府は、銀座を耐火構造の街に改造することになったようです。
今では、上野動物園のすぐ傍ということで、デザートには、こんな可愛らしい物があるんです。ミントのムースのパンダです。
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