「山玄茶」さんのごはんを味わいます。
2009.10.22
京都市東山区祇園町北側347-96
TEL:075-533-0218
☆の影響は、まだないそうです。
いいお店なのは、もう皆様ご存じです。
そんな方々は皆思っていますね。
「ミシュランなんかで、一括評価なんてして欲しくない」と。
増田さん、笑いながら「次は☆☆を取れるように、頑張ります。」と。
「☆☆☆じゃないんですか?」
「性格的に無理です。」というお答でした。
そんな処が、魅力なんです。
▲18日、贅沢なお昼を、1人で楽しみました。ちょっと奮発して、8000円のコースをお願いしてみました。ここにうかがう楽しみは、大好きな「招福楼」のテイストも感じられるお料理と、ご主人・増田さんの温かいおもてなしです。いつも温かい気持ちで、お店をあとにするのは、お人柄でしょうね、増田さんの。 |
▲冷たい白味噌仕立ての茶碗蒸しから、始まります。中には海老・汲み上げ湯葉・百合根など。 上には、ウニと散らしなめこ。 |
▲秋にはやはりこれがよく似合う!土瓶蒸しです。 |
||
▲中には・・・?勿論、鱧と松茸です。それだけではありません。他にもふわふわの帆立の真丈・粟麩・三つ葉など。今の時季限定の贅沢です。 |
▲お造りは、ここ独自のスタイルで楽しいです。写真ではよくわからないかと思いますが、魚は3種。生上げの鱧・鯛・はらみの部分をたたきにした鰹。野菜(レタス・大根・林檎)と一緒にいただくというスタイルです。和食のお店ではあまり経験ありませんが、鯛にクリームチーズをかませたりしているんです。干したにんにくや胡麻も風味を添えています。ちりポン酢に山葵を溶いて、かけてしまいます。和風サラダ感覚でいただきます。お昼には、こんないただきかたも又、楽しいですね。 |
▲焼きものは、とてもいい香りです。何なんだろう?その正体は、魚の下に敷かれた塩漬けの桜葉でした。温かいサワラの柚庵焼きが載ることで、より香るのでしょうか?最後はこの葉で、身をくるんでいただきました。上に載っているのは、柴漬けです。添えのきんぴらは、じゃこ入り蓮根です。「ぶつ切りにしたサワラなので、ホクホクして美味しいでしょう?」とにこにこ顔で増田さん。 |
||
▲八寸です。紅葉・柿・銀杏の葉。全部滋賀で、採ってこられた物です。「京都」で採ったら問題?むずかしいところ。葉で隠れてしまって、内容はよくわかりませんね。 |
▲葉を除けば、こんな風景が現れます。奥のガラス器には、実山椒と炊いた引き上げ湯葉。能登のもずく・サバ寿司・焼き海苔で巻いた卵焼き・大徳寺麩ほうれん草・海水くらい、濃い塩水で茹でた八日市のなまの落花生・黒豆の枝豆、紫ずきん・炊いた蛸と大根。鴨ロース。 |
▲揚げもの色々。湯葉包みのおろし蓮根・海老・舞茸・小芋・松葉に見立てた揚げた蕎麦には、銀杏。栗のチップス。塩かちり酢。 |
||
▲炊き合わせ。 |
▲いよいよごはんになります。しらすが、半端でなくたっぷり。これがホント、気入っているんです。 |
▲炊き上がりましたよ。一人の私にも、私だけの為にこんなふうに。 |
||
▲つやつやです。お米は、増田さんのご実家・蒲生郡日野町の畑で作られた物です。ご自身で精米して持ってこられたものです。今年は、猪の被害も結構あったんだそうです。まづはそのまんま、香りと甘味を味わいます。 |
▲蓋をあけた途端、お隣りのお客様からの「いい香り~!」の声に、にっこりのご主人。 |
▲つやつやなのが、おわかりでしょう?まずはそのまま、香りと甘さを堪能します。 |
||
▲そして塩。さらに甘さがきわだちます。美味しいごはんには、変なおかずはいらないのです。続いては、梅干しです。 |
▲胡麻塩をかけてくださいます。 |
▲本当にしらすが好きなんです。こちらのは、酒だけで炊いたふんわりとしたものです。山盛りあるんですよ。完食です。 |
||
▲この笑顔が、さらに美味しくかんじさせてくれるです。 |
▲この日は、お茶漬け鰻まで行く、と初めから決めていました。増田さんが炊いた鰻を載せてくださっています。 |
▲お茶をかけてくださいます。 |
||
▲お茶漬け鰻。どう、美味しそうでしょう? |
▲デザートは、洋梨・巨峰のコンポートの白ワインゼリーかけ。上には、レモンシャーベットが載っています、酸味で口の中がさっぱりします。 |
▲餡とアイスが詰まった最中です。 |
||
▲本当においしいごはんは、冷めておいても美味しいんです。いぇ、冷めたら美味しい。冷ごはんって、だって、美味しいでしょう?残ったごはんを、おにぎりにしてくださいましたが、とっても美味しかったんです。 |
|
|
||
2007.03.09
2008.10.10
来週末伺うので☆の影響がまだないとのことに安心しました。有り難うございます。
増田さんの笑顔も美味しさのうちですね~☆☆☆
東京でも青草窠さんというお店ができましたが、華やかでいかにも東京らしいお店で、
三玄茶さんはしっとりとしていて、いかにも京都らしいお店ですね。また行きたいです。
定番鰻でなくてしらすで白ご飯をいただくところが逆に贅沢ですねえ。
私もしらす、大大好きです!
ピロさん
増田さんの笑顔は、何にも増してのご馳走なのかもしれません。
ここに行くと、なんだかホッと出来るのは、やはりご主人のお人柄なのかもしれません。
☆の影響は、一体どんな形で表れるんでしょうね。
haruさん
ご主人が、同じ招福楼ご出身でも、雰囲気って、ずいぶん異なるものですね。
私は、どちらも居心地がいいのだけれど。
ここの「白ご飯+しらす」に、はまっています。
もしも、これだけをいただけるとしたら・・・
おそらく、毎日通っています。