中医学では、心配事が多くて疲れ気味、夜眠れないetc.の症状は
体の「気」と「血」が虚しているからだと考えます。
さなえさんは「期待に応えねば」の方とのことですので
人一倍気血を消耗しやすい体質なのでは？
また、過度の運動も気血を消耗させます。
特に、飲酒後の運動や発汗は控えめになさってくださいね。
アルコールは熱性のものですので、一定量を超えると
それ自体気血を消耗させます。
そこに過度の運動が加わると、消耗が激しすぎて
いくら美味しいお料理で気血を補っても追いつきません。
…とはいっても、旅先の町を歩き回るのはとても楽しいですよね♪

気血が消耗された状態「虚証」はひ弱で痩せ気味というイメージがありますが、必ずしもそうではないようです。
（「体がだるく疲れやすい」という症状は共通しています）
中国人の先生によれば、「太った虚証もいる」とのこと。
気血が消耗されると巡りも悪くなり、代謝も低下して太るということもあります。
また、体格の良い男性でも必要以上に汗をかく人は「虚証」であることもあります。
一見代謝が良いように思えますが、実は気の不足によって肌表の衛りがゆるくなり
汗が体から「漏れている」という状態なのです。
私も以前はお酒を飲んだ後に疲れる位歩き回ったり、お風呂で汗を出したりしていたのですが
中医学を勉強するようになってからは気をつけるようになりましたよ。